アドラー心理学公開カウンセリング  | 可能性の種まきをしよう!-親子で輝く知恵袋

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子育てとは、子供の心の大地にたくさんの種をまくこと。
そして、どの種の芽が出て、どんな花を咲かせるか、楽しみに待つこと。
さらに、どのような花であろうと、わが子が咲かせる花に惚れ込み、愛すること。

先週の土曜日に開催された
『アドラー心理学公開カウンセリング』
に参加してきました。


公開カウンセリングというのは、親子関係についての相談を公開の場所で行うことで、アドラー心理学に基づく問題解決法を学べるものです。


今回、カウンセリングをされるのが野田俊作先生だというので、是非とも見たいと思いましたキラキラ


カウンセリングについては、録音・撮影・メモさえも禁止ということだったので、その詳細をこちらに書くことは避けた方がよさそうですが、

カウンセリングの前のミニ・レクチャーや質疑応答も含めて、アドラー心理学の子育てについて野田先生から教えていただいたことを、簡単にではありますが、お伝えします。


クローバー   クローバー    クローバー


アドラー心理学的問題解決法とは、

「適切な側面を見つけること、そしてそこに注目すること。

同時に不適切な側面には注目しないということ」


だと思いました。


しかしこれは、なかなかむずかしいことですね汗


たとえば、幼い子供が自分の要求を通そうとして、ダダをこねる・泣きわめくというような不適切な行動に出た時、親はどんな行動をとるでしょうか。


私はよく、イライラして逆切れしたり、叱り飛ばしていました。

そうするとかえって火に油を注ぐ結果になり、逆に今度は子供の要求を呑んで、とにかく泣くのをやめてもらおうとしたりします。

それを繰り返しながら、
子供は「こうすると、たとえ一時的に叱られても、結局思い通りになる」ということを学び、その不適切な行動は続いていきます叫び


幼い時は泣きわめくくらいで済みますが、大きくなってくるとだんだんエスカレートして、親が本当に困るような行動をとって、自分の要求を通そうとします叫び叫び

そのようにすれば自分の要求が通ることを、幼い頃から幾度となく経験してきたからですむかっ

アドラー心理学では、子供の不適切な行動には一切注目しないという立場を取ります。


例えば子供がひっくり返って泣きわめいても、注目しないのです。

子供の言いなりにはもちろんならないし、叱ることもしません。

叱ることもまた、注目していることになるのです。


ではどうするかというと、

親がイライラしたり腹を立てたりせずに、雀が鳴いているのが聞こえているというくらいの感覚で聞き流し、放っておくのです。


(むずかし~い!!)


「子供はとても賢いですから、注目されないとわかると、すぐにその行動はやめます。」
と、野田先生はおっしゃっていました。


ただそこには一つ秘訣があって、

不適切な行動に注目しないだけでなく、一方で、親(先生)は、ポジティブな会話を増やし、ポジティブなメッセージを出し続けることが大切なのだそうです。

(ポジティブなコミュニケーションが足りないと、ネガティブなコミュニケーションをとろうとするのだそうです。)


そういう意味で、

アドラー育児は冷たい育児ではなく、涼しい育児」

だとおっしゃっていました。


子供に対して無駄な干渉を多くし、すぐに感情的になっていた私などは、とても暑苦しい育児をしてきたんだな、と思いました。


子供の適切な行動に注目する

そして、不適切な行動には注目しない




そのためには、自分自身の感情をコントロールをすることや、

『子供は正しい生活をしようとしている』ということへの信頼の気持ちが必要になってきますが、

どちらも私にとって必要な課題だと思いました。