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1961年、戦後初の国産戦車・61式が採用されたが、当時は既に時代遅れの90mm砲の車両であった為、1964年より世界水準に追いつくことを目標に開発が始まった。

1969年には試作車が登場し、早くもタミヤが1/48でモデル化し、発売当時は1971年に正式採用されると思われていた。

1974年、正式化された74式戦車は、世界的に主力の105mm砲、発見され難い低いシルエット、車高調整によって射角を変えることが出来る油圧サスペンション等、米軍戦車を縮めたような61式戦車とは違い、どこの国の戦車とも似ていない斬新なスタイルに世界中から注目を浴びた。

だが、欠点もあった。
☆トランスミッションが主流のオートマチックが技術的に出来ずセミ・オートマになったこと
☆車体が狭く、改良が容易では無いこと

1980年代中盤には120mm砲が主流となり始め、90式戦車が開発されたが、価格が非常に高価で74式戦車が3台も買える価格だったので1990年以降90式戦車は主に北海道や首都圏にしか配備出来なかった。

これを問題視した防衛庁(当時)は、74式戦車を現在の戦車並にバージョンアップした車両を企画したが、完成した74式戦車(改)は各種電子装備は新型になったものの、火力は従来のままで通常の74式戦車がもう1台買える程改造費がかかるという話で、それなら全くの新型を作った方がいいと結局は試作1台、4台が作られて終わった。

世界的に主流になっていた旧式戦車を守る手段でリアクティブ・アーマー(爆発装甲・・命中と同時に爆発し、敵弾の威力を相殺する)も開発されたが、「周囲の兵員に被害及ぶ」「車体が重くなる」との見解で採用されていない。

90式戦車が採用された1990年から19年が経過した現在も全日本の戦車の台数では74式戦車が今だに主力で、既に時代遅れの戦車が主力の状態を脱出出来ていないのが現状である。
(しかも初期型が既に耐用年数が切れ引退し、台数が減る一方である)

その為、90式戦車より安価で小型で、かつ90式戦車を凌駕する車両の開発が2002年より始まり、2008年5月に公開されている。

☆キットは1979年に発売されたもので、1993年にリニューアルされている。
作品は、1979年発売当時の不要部品を使って80年代仕様にしてみた。その違いは

・砲身のサーマルスリーブ
・牽引フックが強化されている
・マーキングが80年代までは「90-xxxx」で現在が「95-xxxx」なのでデカールを変える