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1986年にフルモデルチェンジした、レックスの最終型。スバル初のCVT、ECVTを搭載した記念すべきモデルである。

画像のVXスーパーチャージャーは1988年に登場。当時、1985年に登場したスズキ・アルトワークス以来、過激なターボと、いかついエアロ、スパルタンな内装で、しかも維持費が安いというスポーツ軽が流行り始めた時期で、スバルからも登場し注目された。しかし、EK型2気筒エンジンにスーパーチャージャー55馬力と、スペック上はスーパーチャージャー以外特筆したものは無かった。

だが、1989年のマイナーチェンジで、当時、3気筒が最も先進的な軽だった中で、クローバー4気筒エンジンを登場させ、業界を驚愕させた。

1991年には550ccから660ccへ軽自動車の枠が広がり、(KH4)同じ4気筒スーパーチャージャーながら「EN07」と形式が変り、ほぼ新設計の新世代エンジンだった。
この時、ライバル各社同様、レックスも上限いっぱいの64馬力車になった。

1992年にVIVIOと交代し、レックスの1972年からの20年に及ぶ歴史は幕を閉じた。

だが1991年の660cc化で、EN07型4気筒エンジン+ECVTという組み合わせは現在も受け継がれている。

VIVIOと違い、レックスは過激路線よりも、むしろスタイル重視の方向でカリカリ路線ではなかった。今で言えばR1・typeSのような、上質を求めた軽自動車であった。競技のような過激な走りは向かないが軽くスポーティなドライビングが出来て、快適装備も充実しているといった姿勢で、その性格を象徴するようにキャンバストップも存在した。

私も欲しかったが、過激路線バッキバキのVIVIO・RS-RAに惚れてしまい、ついに乗らず終いだったことが悔やまれる。当時のライバルの三菱ミニカ・エコノターボZEOと並んで心に残る名車。

☆ミニカーはダイヤペット製。当時は1/40が主体だったが、軽自動車の為、大きく1/35でモデル化した。モデルは1989年登場だが、モデル化されてるのは初期型。