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1977年のイギリス映画「遠すぎた橋」で使われた、ドイツ軍戦車役のレオパルド1戦車。

オランダ軍の車両に仮装したものである。

当時は「近代的過ぎてドイツ戦車というには無理がある」と言われていたが、意外とインパクトが強く、今もマニアに人気が高い。

ハッキリとした役目は「ドイツ戦車」というだけであるが、パンター戦車を意識してるといわれている。

☆遠すぎた橋 (1977 英) ”A Bridge Too Far”

1944年9月17日。イギリスのモントゴメリー元帥が行なった作戦。
フランスから完全に追い出され、オランダに追いやられ、すっかり弱体化したと思われたナチス・ドイツを一気に倒す為、ノルマンディ上陸作戦よりも大規模な陸空共同の大作戦が行なわれた。「マーケット」は空から散らばる空挺部隊、「ガーデン」は地上を這う戦車部隊という意味で、まず、オランダに大量の空挺部隊が下りて、オランダのニーダーライン河の橋を占拠し、一気にドイツ本土に押しかけるという作戦だったが・・・・・

日本円にして90億円(当時)を投入したノンフィクション大作。
ヨーロッパ各国の軍用品マニアと、オランダ軍の全面協力で作成された。
多数の当時の軍用車両を一同に集めて使った撮影は非常に見ものであった。しかし、全部が全部という訳にもいかず、破壊シーンや遠景シーンのシャーマン戦車は、ランドローバーに本物そっくりのシャーマンの被せ物をしたものもあった。だが、被せ物とはいってもキャタピラがちゃんと走行に合わせて動くなど非常に凝ったものだった。

ドイツ軍は重車両(戦車・自走砲)は現用オランダ軍のものだが、トラック類は本物。
戦闘シーンで破壊されるドイツ軍車両は適当に寄せ集めで作られた車両だったが、なかなか凝った出来で、車種不詳ながらもドイツ軍車両らしく出来ていた。

イギリス映画だけに、007シリーズのショーン・コネリー等、007でおなじみのメンバーから、ロバート・レッドフォード、ジーン・ハックマン等ハリウッドの大物も多数出演している。

但し、あまりにも壮大なスケールの話の為、主役級の登場人物も多数で、いまいちストーリーが掴み難いという苦情もあった。

本来はオランダの人々が苦しんだ体験をメインに描こうとしたらしいが、戦闘シーンなど凝り過ぎて、「悲しみの映画」というより「大迫力エンターテイメント」的な作りになってしまっている。


☆作品の改造内容
砲身は、トランペッターのT-54Aから。実車は砲身がダミーに換装してあった。中にはマズル・ブレーキ付きの車両もあったが、一番有名な橋での戦闘シーンの711号車には付いていない。

砲塔や防弾板、工具箱はプラバン。(工具箱はオランダ軍の装備)

スペア・キャタピラはどうもフランスの自走砲のものだったそうだが、幅が違うが形状が比較的似てるドラゴンのM4A3E8のを使用。

戦車兵は、とりあえず以前作ったタイガー戦車やジャンクから拝借。ドラゴンとアカデミーだと思う。

対空機銃MG3(第二次大戦当時はMG42)は、タミヤ・ドイツ小火器セットから。本来は機銃は右に付いていたが、ステーを作るのが面倒臭いのでそのまま(汗)

チェーンは100円ショップのアクセサリー。