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1966年に英国にて初の垂直離陸戦闘機ハリアーが実用化したのに対し、ソビエトが1974年に実用化し配備したのがヤコブレフYak-38であった。

ハリアーは陸上から運用することを念頭に置いたのに対し、Yak-38は艦上からの運用が前提であった。

当初、西側は、このYak-38が空母「キエフ」に搭載された資料を見て「脅威の新型艦上超音速戦闘機」と認識し、後にハリアー同様にVTOL(垂直離着陸)が出来る戦闘機と判明すると今度は「ハリアー以上の性能を誇る恐るべし機体」と恐れられた。

しかし、その実態はハリアーよりも武装搭載能力が半分も劣る上、「戦闘機」といいながら、満足にドッグファイトも出来ない機体であった。
1979年勃発のアフガニスタン紛争で迷彩塗装されたYak-38が爆装を施し初実戦を行なった。
Yak-38は米空母の艦載機同様、まず艦上からの地上攻撃に運用されることを前提としている為、その戦果が期待されたが、少ししか爆弾が積めず、それほど敵にダメージを与えれず、しかも、遅いので地上からの銃撃にさらされ、散々な結果で、直ちに生産は打ち切られ、わずか200機しか作られずに終わった。

だが、その後も本格的艦上戦闘機・スホーイ27艦上型が出るまで、とりあえず「飾り」として空母に搭載されていたという。

ハリアーは、S/VTOL機といい、垂直離陸が出来るが、普通は滑走路を滑走して飛び上がるようになっている。何故かというと垂直に飛び上がると燃料を大量消費するので、普通に飛んだ方が空気抵抗が少なく、勢いで離陸出来るので効率が良いからである。通常ヘリも垂直には上がらずにゆっくりと斜め前に上昇していく。

ところがVTOLのYak-38は垂直にしか離陸できない上、ハリアーの可変ノズルと違って、離陸用のエンジンを2台、飛行時のエンジン1台、合計3台も搭載してる上、離陸用エンジンはドッグファイトにも使えず、飛行時には単なるオモリに他ならないので非常に効率が悪かった。

フォージャーというのはNATOコードの名称で「偽者」という意味で、性能劣悪の戦闘機という意味ではなくハリアーに対抗して作られたという意味で皮肉を込めてる一方でソ連の技術者をライバル視してたことが見て取れる。

その後Yak-141という、ハリアー同様の機能を有した機体が開発されたが、1991年のソ連の崩壊で開発は中断した。
だが、その技術はなんと現在アメリカのボーイング社がハリアー兇慮綏僂箸靴導発しているS/VTOL機「JSF」に生かされているという。

中国の正徳福がカナダのホビークラフトの為に生産している。

出来は、まだ正体や実態が不明だった頃に作られた割に良く出来てると評判である。

デカールは画像のしか付かないのでドラゴンの1/35のBRDM-2などのソ連AFVから海軍仕様のデカールを流用できるかも知れない。