タミヤ1/100 ミグ２１フイッシュベッド

実機は１９５９年に初飛行した旧ソ連製戦闘機。形式は様々で、ソ連で発達したものや、東欧で独自で発展したもの、中にはイスラエルが改良し生産・販売したＩＡＩ・ミグ２1・２０００なんてものも存在する。そして、中国製Ｆ－７戦闘機は、外観はミグ２１だが、１９６６年の文化大改革（東洋文化を復活させ、西洋文化を追い出す政策。）では、ミグ２１国産化の技術供与教育中にソ連と国交を断絶した為、開発が止まり、７０年代になってようやくアメリカのＦ－４戦闘機のエンジンのライセンスを獲得して生産に到ったというケースもあった。このように世界各国で大量に出回り、今でも現役の国は多数ある。

有名なのはベトナム戦争や第３次中東戦争で、ベトナム戦争では北ベトナムが、ようやく米軍と対等に戦えるマッハ２級戦闘機を得たコトによりアメリカ軍戦闘機も悠長に飛んでいられなくなった。

キットは１９６９年製であるが、出来は素晴らしく、プロポーションも良く、モールドも良好。

部品点数が少ない割に合いはよく、さすが世界のタミヤと関心するようなキットである。

塗装もシルバースプレーだけで十二分に映えるので（細部の塗装も行なおう）難しいキットに疲れた時にチラっと作ってみよう。気晴らしに十分になる。

２００４年に再販されたので、あるところにはある。８０年代にはＢＥＮホビーで金型を引取り発売してた時期もある。