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英・ホーカー・シドレー社が開発・実用化したハリアーを1973年に米海兵隊で上陸支援用に採用したが、武装搭載能力に不満があったため、米マクドネル・ダグラス社にて改良が施され、1978年に完成したのがAV-8Bハリアーである。

オリジナルのハリアーのエンジンを換装しようとしたが、全面的に作り直さなくてはならなかったので中止し、翼の翼面積を大きくし武装搭載スペースを設け、その分重量が重くなった分を新材料を使うなど徹底し軽量化した。

その為、能力は著しく向上し今度は逆に本家の英国に輸出することにもなった。

日本でも採用する話があったが、「日本が侵攻用兵器を導入すれば周辺諸国の大きな脅威となる」として中止になったこともある。現在、補給艦「おおすみ」などで運用できないのか?という話もあったが、ハリアー兇量簑蠅話緡時のジェットによる高熱で、「おおすみ」は、ハリアーの着陸に耐えるようには出来ていない。「着陸場所を選ばない」とはよく言われるが、実は普通の固定翼機よりも自由だが、やたらなところに着陸すると酷いことになる(アスファルトが溶け、重量で埋没など)

実戦経験は本家の英軍ハリアーが1982年のフォークランド紛争で活躍し、米海兵隊AV-8Bも1991年の湾岸戦争や2003年のイラク戦争で、その能力を遺憾なく発揮し、敵軍に恐れられた。
湾岸戦争では最新兵器・クラスター爆弾が使用された。クラスター爆弾とは、爆弾の中に小型爆弾が多数入っており、敵陣に細かい爆弾の雨を降らせ、大抵一度攻撃されたら助からない。

しかし、低速故に地上からの迎撃は容易で撃墜された機体も少なくない。
その為、チャフ・フレアー(ミサイル撹乱装置)は充実しているものの、目視で直で狙えば簡単に撃墜出来た。

キットは1980年代中盤に発売されたイタレリ製であるが、出来は当時のイタレリのキットは雑な作りで評判が悪く、このキットも萎えるようなバッキバキの凸モールドで形成される。
しかし、スタイルは良いと思うし、塗装すれば凸モールドもあんまり気にならなくなった。

但し、当時のイタレリの趣向で、試作段階の機体や初期段階の機体をモデリングすることが多く、このハリアー兇盻藉﨨源嵯燭任△襦

どうしても細部が許せないという方はハセガワ製を推奨する。AV-8Bのキットでは最新なので出来は保証できるかも知れない。