ハセの旧箱は、私が子供の頃のプラモ屋を思い出させる上、入手も容易でしかも現行品買うより安いので
中古で見つけると、興味の無い機体でもついつい買ってしまいます。
今回入手したこのF-16A/CCVは比較的初期のものである。
ところが・・良く見ると箱の番号は同じC帯の1番なのだ。何故???
恐らくF-16Aが最初に出て、後にCCV実験機が出てからF-16Aを絶版にしてCCVにしたのであろう。
F-16Aの箱は70年代後半
CCVの箱は80年代初頭
発売のようである。
因みに現在 CCV、F-16Aプラス、F-16Cが発売中である。
金型は基本的に初期のF-16Aをベースにしてるようで、モールドは美しい凹モールドである。
実は私は過去にF-16Cを18年前に作ったことがある。前面エアダクトの内面の継ぎ目が消しづらいのが欠点だが、合いはピッタリで好キットである。
実機は1975年に正式採用されたF-15イーグル戦闘機が大変高価だった為、安価な戦闘機も作って
混ぜて使おうという考えで生まれた。
F-16の性能は上々で、米空軍の他、世界各国のF-5Aユーザーが後継として求め、現在多くの国で主力として使われている。
日本ではF-16を採用しない代わり、F-2戦闘機をF-16をベースに開発し、日米で技術提携していく考えでF-2が生まれたが、新開発のベニア1体整形の主翼が思ったより開発に手間取り、結局F-15戦闘機とあまり価格が変わらなくなり、残念ながら少数導入のち生産終了するという。
日本周辺では韓国・台湾・インドネシア・タイ・フィリッピンなどで採用されている。
日本の三沢基地近くに完成した航空博物館には三沢に配備されていたF-16Aの量産初号機が展示されている。