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キットはDC-6B同様米・ミニクラフト製で、80年代は韓国アカデミーに依頼してキットの開発・生産を行なっていたが90年代後半に契約は解除され、現在は中国で開発・生産、デカールはブラジルとなっている。

出来は実機のスタイルをよくとらえており、好感が持てる。しかし、このキットも例に漏れずキャノピーの分割方法がおかしく、ここで手抜きすると泣く事になる・・・

このキットは、2003年に上映された、実話の大規模航空サギ事件を映画化した「キャチミー・イフ・ユーキャン」(ユニバーサル)で、サギ師がパンナムの小切手を偽造するためにこのプラモを大量購入したシーンが出てくる。そのキットそのものである。
(実際は当時はこのキット自体存在しないのだが・・・事件は1966年、キットは2000年製)

実機は1959年に登場。1949年の世界初のジェット旅客機・英国のコメット旅客機が失敗の憂き目にあって10年目。

当時はライバルにDC-8も登場。両機とも完成度が高く、日本航空のライバル・パンナム航空が707を採用し、日本航空はそれに対抗しDC-8を採用。新しい空の世界が始まった。

ボーイング社は、ダグラスからようやく奪った世界のスタンダード旅客機メーカーとしての地位を死守
するため、以後の新型旅客機は全てコクピットを707と同じくした。
(727・737・747)
パイロットの訓練が容易になり、この戦略が現在のボーイング社の地位を築いた基礎といわれている。

相場は現行のキットながら輸入品のせいか相場はマチマチ。3000~4500位。