10/13昼 1階22列下手
10/14昼 1階16列上手

土曜の公演中止後の13日は、快晴の青空が広がり、オーブの一面の窓から見下ろす渋谷の街は嵐が過ぎ去ったとは思えないいつもの渋谷。朝のテレビに映る浸水した各地との差が際立つ景色に、胸がざわつきました。でも時間を遅らせて幕は上がる。観にいける、ありがたいことだとひしと思う。

成河ヘロデ王
HELLO!audience!! Typhoon has gone! Enjoy the show〜〜!!って派手に始めて面白かったぞ成河さん。
ほんっと、あの一場面だけなのに、すごい集客力。上で座ってても何やってんのか気になるし(させるし)、わくわくするんだよなあ、なんの媚薬撒いてるんだろ、ってくらい。この人の他の舞台、観てみたいってなるよなぁ…ほんと歌が上手くなってなんでもござれって感じ…

海宝くんは毎回素晴らしいのが基本なので褒め続ける他ないのだが←
彼の左右に振る手のひらがとても美しいし、キレッキレ。ピタっとリズムに合わせてパーの手にして振って、体操のお兄さんの見本のよう笑。

海宝シモンへのソロのあとの拍手喝采、オーブ内は彼のファンばかりでないだろうにすごいな?ファンばかりのソロコンかと思うほど。
いや、すぐ下にいるジーザスへの拍手なのか。だとすればシモンのジーザスへの恍惚とした叫びが群衆でもある観客を沸かせて我らみんな、ジーザスを讃える信者になったのか。
そうやって、誰かの挙げた手に便乗し自分も手を挙げ、同じ言葉を発信し、そこに自分の判断があるのかも分からないまま、多勢にいる安心感にすがってるだけの…そういう群衆の1人なのだな自分は。今はジーザスを崇拝し、のちに罪人に仕立て上げ命を奪うに至る。集合したただの人たちほど怖いものはない。この作品の中毒性もあって、すごく怖いざわざわした気持ちが音楽と光で増長される。なんというコンサートだろう。(本編は分からん、なんせ未見)

千秋楽は鳴り止まない拍手にみなさん何度も出てきてくれた。海宝くんは、ロベールさん成河さんとハイタッチ、壮麻さんと肩を抱き合い、ピカピカの笑顔でとても楽しそう。こんな舞台に出演するなんて本当にすごいことだ。
海外キャストのはからいで日本人キャストが前に出て(遠慮してた成河さんも最後は加わって)。デクランがみんなにハグして名残惜しそうにラミンも手を振ってくれて。

食わず嫌いがダメだとは思っていないのだけど(時間とお金の都合もあるし)海宝くんが出なければまず行かなかった英語上演のJCS(コンサート)。連日行ってみて音楽が染み込んでくるからハマる気持ちが分かったし、でも所謂ロック‼︎苦手なので四季版を観たいとまでは思わないけどあちこちで聴いてた曲はこの場面なのかと分かったりまた一作、海宝くんのおかげで知ることができたのでした。