新国立劇場小劇場
C4列センターブロック
2時間弱 休憩なし

一応ね、芳雄くんの挑戦を一度は観ようと行きましたよ。
アメリカでの観客の困惑とか失神とか阿鼻叫喚な評判を受けての日本上演に、観なくてもいいかと思っていたのですがそこは芳雄くんに引っ張られて、日本版だろうし、と。

開幕して、なかなかチャレンジな小川さん演出だとか、疲労感がハンパないとか、やはり相当キツそうな舞台だなと覚悟は決めてました。予習はしないので今回も演劇記事に上がってる程度の…それ読んでも分かんなかったけど。

結果的に、拷問シーンはほとんど目をつぶってましたので視覚的にはアレですが、耳から入る音と体が感じる空気の振動と舞台からの恐怖の圧。それで十分にダメでした。心臓が早く動いてるのが自分で分かる、椅子に体が沈み込んで行く感覚、斜め上から押し付けられてる感覚、これが続くなら席を立とうか、吐きたくなるかも、と頭の中はグルグルしてキツかった…

前方ブロックで、目の前で観てる人たちは平気なのか心配でした。立ち上がろうにも足に力が入らないだろうけど…。

前半のセリフの応酬は、うーーん、あの空間が最初から異質で肌に合わないな、嫌な感じだなと思っていたのでずっと、半分上の空というか、理解しようとして観てはいなかったです。
結局、ウィンストンが誰で、あの場で本を読んでいるのは誰なのか、時代はどこなのか、よく分からないまま、そんなことはまあいいや、というほどに疲れました。

でも客席や帰り道では面白かったとか、あそこのあのやりとりが、とか演劇を観てる人たちの声が多く聴こえて、芳雄くんの頑張りはどう見えただろうかと、チャレンジした甲斐はあったんだろうと思います。