日生劇場で十二夜を観ました。

ジョン・ケアードさん演出
宝塚出身の音月桂さん、小西遼生さん、橋本さとしさん、
中島朋子さん、ソンハさん、石川禅さん 他  公式はこちら


まずは・・

これ、新国立劇場小劇場、でやったらよかったんじゃ?浦井君の”星の数ホド”やったとこ。

・・・あの美しい舞台、素晴らしいキャスト陣の演技。静かなメロディ。あふれる言葉。
日生は広すぎる。

・・ま、座席が中2階席だからそう感じたのかもしれません。中2階席センターはたった2列。
その1列目センターでしたので全体を見渡すにはとても良いお席でした。前を遮るものが何もなくてね。

でも、オペラなしには「中島さんの、ぱっと変わる表情で心境が表現されている」というのが確認できませんでした><。

そして。
平日のマチネとはいえ、あまりにも席が空いていた。私のいた周辺は、サイドは一列全部いなかったりして仰天しました。団体さんがキャンセルでもしたのか?!と。
1階を見下ろしてもガラガラ・・こんな劇場、今まで見たことなかったです・°・(ノД`)・°・

シェイクスピア、とロミジュリではなく「十二夜」っていうところで足が向かなかったのかな。

一度観れば、「是非一度は観てみて」と自信を持っておすすめできる舞台でした。

出演者全員、「あぁ、舞台俳優さんってすごい!これが舞台俳優か!」と才能を見せつけられたような3時間でした。

あれだけのセリフを、美しい空間がぶれないように、そして時に面白おかしく、表現し続ける人たち。音楽も歌も、少ないけれど彩りをそえるように組み込まれていて。

ミュージカルを頭においていると、「もっと歌ってほしいのになぁ」と思うけれど、それをカバーするほどの、惹きつける面白さがありました。

橋本さとしさん、やってくれますね。まじめにやってるのに、笑わせようとしてないのに、思わずクックッと笑っちゃう。本人もインタビューで「狙ってない」とおっしゃってました。

でもラストは、思わずかけよってなだめて頭をなでてあげたいくらい、かわいそうだったなぁ。


音月さんも大変だったことと思います、一人二役。素晴らしい演じ分けでした。さすがの宝塚男役出身、あのベースがなければこの二役はここまで成功しなかったでしょうね。
小柄ですけど、男役のときはちゃんと勇ましく見えるから不思議・・
とにかくほとんど舞台に出ずっぱり、セリフもめちゃめちゃあるし、ほぉ~~って見入っちゃいましたよ。


そして、ソンハさん!
道化フェステ役。この存在感がすごい。もう、納得の配役☆ソンハさんだからうま~~い具合で前に出て、後ろに引き、でも圧倒的な魅力を観客に見せつけて行った一人だと思う。
フェステもかなりの出ずっぱりだし、二役やらされてるところがあって、歌もギターもうまくて、役者さんとしてほれぼれしちゃいました。

ソンハさんは「真夏の夜の夢」でも「この人すごい、おもしろい」と思わせてくれたっけ。
33歳。韓国名ですが、日本人です。
あぁ、30代の男性俳優さんたち、がんばってるな~~☆

フェステが歌う、「ヘィ、ホー」が耳に残っております。

他の周りを固めるみなさんも、ま~面白い。うまい。
中島さんの発声はともかく、王女様良い感じ。
小西さん、イメージよりだいぶ声がお高くていらっしゃいましたが、美しい公爵でした。
ゴタゴタ、ワタワタしっぱなしの男たちも、勘違いだらけのお話も、ほんとに「観てる人はそれは勘違いだとわかってるから面白い」ってまさにそう。あっちでクスクス、こっちでワハハハ、笑い声が起こっておりました。

ラストは、観客席もざわざわ~~。え~?!え?!え?!・・・いやぁ、ジョンさん!!
これは観てのお楽しみね。

なんだか、日本語なんだけども、イギリスの野外劇場かなんかで観てたような、そんな時間を過ごさせてくれました。

あぁそれにしても、1時間25分ずつ2時間50分、座り続けてると体も頭も痛くて。
幕間でストレッチしてしまいました。

朝隈さんがいらしてたというけど、マチネだったのかな?

30日まで上演中。是非、シェイクスピア~~??って気負わずにご覧いただきたい。