5月19日
大山田川商店会競馬サークル〜優駿牝馬(オークス)〜

日曜日、場末の純喫茶エンゼル
「あの〜…」
「ん?どした?よーこ」
「ご提案なんですけど…」
「ほお!どーぞ(^^)」
「今って指名馬を言って、ほぼそれで終わりじゃないですか」
「ん?言いたいことは結論から簡潔に…( ̄ー ̄)」
「あ〜、それ昔よく言われました…」
「で?」
「もっとみんなでわちゃわちゃ話しながらやりませんか?」
「わちゃわちゃ言えばいいじゃん(^^)」
「え〜、なんか言っちゃいけない雰囲気が…」
「それはよーこの勝手な忖度だね」
「あ〜、その突き放した言い方も昔からだぁ」
「そう?ただ"そんなの来るわけないよ"的な意見はダメね」

「あの〜」
「どした?ケイサク」
「お二人は…」
「ん?同じ会社にいたよ」
「ですよね…でもその手の話って全然しないから…」
「ん?聞かれてないし…」
「ほんと、突き放した言い方ですね」
「でしょ(笑)」

「んじゃ、オークス行こか…よーこから」
「10アドマイヤベルちゃんです!」
「前走はフローラSで2番人気1着…この時、指名してたよね」
「はい(^^)」
「"世話になった馬は買え"…ケイサクさんのお爺ちゃんの遺言です」
「いや、死んでませんて…先週からネタが続いてますよ(;´д`)」
「世話になったミッキーヌチバナはダメだったけどね(^_^;)」
「なんでそーいう意地悪なこと言うんですかヽ(`Д´)ノ」
「すまん…」
「自分、桜花賞のコラソンビート(5番人気16着)でえらい目にあいましたけど、スワーヴリチャード産駒は距離ってどうなんですかね?」
「10アドマイヤベルは1800mと2000mしか走ってなくて、2-1-1-0です。大丈夫だと思いますが、2400mはどの馬も走ってませんからね」
「確かに、この時期はマイラーみたいな血統でも能力差で勝っちゃうなんてよくあるっすね」
「スワーヴリチャード自身はジャパンカップを勝ってますから…コラソンビートは母系が短距離なんですか?」
「いや、自分そこまでは…先輩わかります?」
「コラソンビートの母はユーバーレーベンと似た血統構成だよ」
「え?!ユーバーレーベンって、オークス馬じゃないですか!」
「コラソンビートの母は、父がオルフェーヴルで母父がロージズインメイ…ユーバーレーベンは父がゴルシだけどね」
「オルフェもゴルシもステイゴールドの子ですもんね」
「ただし、父と母父が同じでも、母系が同じとは限らないからね」
「?」
「母系は母方だけをずっとたどって行くんだよ」





「こう見るとコラソンビートの母にステイゴールドとロージズインメイがいる」
「なるほど…」
「母系の大きな違いはユーバーレーベンは母系にブライアンズタイムがいるじゃん」
「ナリタブライアンやマヤノトップガンの父ですね」
「そうそう(^^)…血統表の同じ位置にコラソンビートはフサイチペガサスがいるじゃん…ケンタッキーダービーを勝ってるんだけど、その父はミスタープロスペクター…この違いなのかなって」

「次、ケイサク」
「14ライトバック…なんですけど…タイゾーさん、いいですか?」
「なんでわしに聞くん?」
「いや、桜花賞で指名してたんで…」
「今回は人気するやろうし、指名せんからええよ」
「じゃ、改めて14ライトバックお願いします!」
「ほい、前走は桜花賞で7番人気3着」
「距離がどうこう言う人もいるみたいですけど、父と母父は皐月賞を勝ったジャスティンミラノと同じです」
「これもさっきと同じだね、母系に何がいるかで違ってくる」
「実際どうなんすか?」
「ジャスティンミラノはノーザンダンサーで、ライトバックはミスタープロスペクターだね」
「え〜、じゃあジャスティンミラノに比べて距離適性が短いってことですか?」
「って言うより、よりスピード型って考えた方がいいんじゃないかなぁ」
「ん~~」
「でも桜花賞でも言ったけど、母方にシンコウエルメスがいるし…」
「皐月賞馬ディーマジェスティに続くって話ですね(^^)」
「そうそう、将来的にはわからないけど、現段階では2400mいけると思うけどね」
「あざっす(^^)!」
「念の為に言っておくけど、俺もそれほど詳しいわけじゃないからね」
「確かに血統表ってサイトって言うか提唱者?…によって違いますよね」
「そうですよ、系統の呼び方とかも違って、学問みたい…」
「配合のプロ?がいろいろやって、結果が出なかったり大化けしたり…」
「全兄弟でも同じじゃないですからね…あ…人間も同じっすね」

「んじゃ、タイゾー行こか?」
「01ミアネーロですわ」
「前走はフラワーカップで2番人気1着」
「数少ないドゥラメンテ産駒ですわ」
「なるほど、オークスと相性が良いもんなぁ」
「今年も2頭しかおりませんわ」
「もう1頭が…06サンセットビュー…ん?」
「どないしました?」
「これ…01ミアネーロの母父って、06サンセットビューの母父父だよ…」
「ん〜一旦飛ばしましょう(^_^;)」
「賛成\(^o^)/」
「では、ドゥラメンテ産駒…去年はリバティアイランドとドゥーラの2頭で1着3着」
「一昨年は4頭出走でスターズオンアースが1着…」
「一昨年のドゥラメンテ産駒にはサウンドビバーチェがいたんですよ…ホント可哀想でした」
「そや、他の馬に蹴られたんやったか?で、発走除外…」
「ですね…スタートがスタンド前で馬達も興奮してました…アレは良くないですよ」
「んで、去年の川田JKお願いコメントに繋がるんすね」
「今年も何事もなく普通にスタートできるといいですね」
「んで、01ミアネーロや!」
「鼻息荒いねぇ…何かあるの?」
「大ありのアリアリですわ」
「ほお!」
「一番はドゥラメンテ産駒、二番目は3戦2勝の2勝しとる津村JKが継続騎…三番目ですわ…」
「…」
「新馬戦が6枠6番で1着、ニ走目が5枠6番で5着…こん時はルメールJKですわ、ほんで三走目は津村JKに戻ったフラワーカップで5枠5番で1着ですわ」
「?」
「わかりまへんか?」
「サッパリわかりません」
「ゾロ目ですわ、ゾロ目…」
「は?」
「枠番と馬番がおなじ時に1着に来とるんですわ」
「はぁ…」
「しかも今回は1枠1番!ピンゾロですわ、ピンゾロの丁!」
「タイゾーさん…それはもうオカルトっすよ」
「"ピンゾロの丁"って何ですか?」
「チンチロリンだね…」
「チンチロリン?」
「タイゾー、チンチロリンはサイコロ3つだよ。"1"が3つ揃わないと…」
「1枠1番で1着ですわ!」
「な、なるほど…まあ、大きく当てるには他人がきづかない事に気づくのが大事とも言うからね(^_^;)」
「でっしゃろ〜( ̄ー ̄)」

「んで、先輩は?」
「05コガネノソラ」
「前走はスイートピーSで6番人気1着」
「さっきも話が出たユーバーレーベンと同じ父と母父…なんだけど!」
「はあ!どないしました?」
「05コガネノソラとコラソンビートの母ちゃんは兄弟なんよ…」
「ややこしなってきましたなぁ…」
「え?じゃあ05コガネノソラも距離不安があるってことすか?」
「ま、とりあえず1800mで実績残してるからね…走ってみないとわからないのはどの馬も同じ」
「ですな…」

「長くなったけど、せっかくここまで話したんで他の馬について…07ステレンボッシュ以外ね(^_^;)」
「いいですねぇ(^^)」

「12チェルヴィニア」
「良い馬ですし、能力もあると思います」
「血統背景もオークス向きだね」
「前走負けすぎなのと順調さを欠いているので評価ダウンですよ」
「ハービンジャー産駒はG1で人気になると勝てない!って知ってました?」
「何それ?お爺ちゃんの遺言ですか?」
「いや、だから死んでませんて(^_^;)…ハービンジャー産駒はG1で2番人気以内では勝ったことがありません。唯一の2番人気2着が秋華賞のナミュールっす」

「13スウィープフィート」
「使いすぎです…特に今年4戦目ってのが良くないですよ」

「02クイーンズウォーク」
「ん〜、この人気なら買ってもいいかなって感じですね」

「17タガノエルピーダ」
「調教がイマイチとの話も…能力もあり、血統も良いとは思いますが…」

「あと、穴っぽい所でお薦めがあれば…」
「08ホーエリートですわ」
「穴馬の話になると急に元気になるね」
「とーぜんですわ(^^)、調教が良いのと"穴の原騎手"ですわ」

【優駿牝馬(オークス)】
よーこ■■10アドマイヤベル
ケイサク■14ライトバック
タイゾー■01ミアネーロ
先輩■■■05コガネノソラ


【場末の純喫茶エンゼル"マスターのこの1頭"】
東京10レース/エアグルーヴカップ
02ネッケツシャチョウ


「昨日"考え方を変える"って言ってましたが…」
「変えたわよ」
「えっと…どのように?」
「は?見てわからないの?」
「いや…ちょっと…」
「面白い名前の馬よ」
「はい?」
「熱血社長…面白いじゃない( ̄ー ̄)」

【無事是名馬・人も馬も】
tarezo…(^。^)y-.。o○