3月2日
大山田川商店会競馬サークル〜チューリップ賞・オーシャンS〜

場末の純喫茶エンゼル
「今年のチューリップ賞って、阪神JFから参戦する馬がいないんですね」
ケイサクが新聞を見ながら呟く
「桜花賞直行する感じですかね…」
コータが答える
「ローテーションの考え方も変わって来とるな」
タイゾーが珍しく真面目に答えている
「去年もG1直行で結果出してる馬もいますし…」
「調教技術の進歩と馬を大事に使おうって考えもあるんかな」

この辺りにも過去のジンクス的な考えが
通じなくなってきている要因があるのかも知れない

「んじゃ、揃ったからやりますか…
チューリップ賞阪神芝1600m、桜花賞トライアル…よーこさんから…」
「はいっ✋!14ラヴァンダです」
「前走はこぶし賞で3番人気3着…って全くノーマークだった」
「ですよねぇ~、人気もないでしょうし…」
「指名理由は?」
「直感!」
「はぁ…」
「母方のお婆ちゃんがチューリップ賞で2着だった…くらいですね」
「ん~、直感かぁ…大事だね(^_^;)」

「次、ケイサク」
「16タガノエルピーダです」
「前走は朝日杯FSで5番人気3着…唯一の牝馬参戦だったね」
「阪神JFに出てれば…って感じですね」
「そうか、それで阪神JFからの参戦がないって言ってたんだ」
「ヘヘっ…ですね。人気でも外せないです」

「コータは?」
「09スティールブルーです」
「前走はフェアリーSで1番人気4着」
「スタートは悪くなかったんですけど、被せられて一旦下がったのが痛かったですね」
「最後は伸びて来てたもんなぁ…」
「川田JKへの乗り替りで桜花賞の権利獲りですよ」
「09スティールブルーは関東馬…」
「はい…」
「今、気づいたけど関東馬3頭とも上位人気だね…」
「毎年関東馬は少ないんですけど、成績は良いんですよ」
「そっかぁ」

「タイゾーは?」
「03エポックヴィーナスですわ」
「前走は未勝利で2番人気1着…これは人気薄だねぇ」
「直感ですわ!」
「よーこさんの真似?」
「いや、これホンマわからんですわ」
「ん~、いつもわからないけどね(^_^;)」
「賞金が横並びやし、みんな必死のパッチで来まっせ」
「必死のパッチ…懐かしい(笑)」
※説明しよう…"必死のパッチ"とは極めて必死であることを表現した主に関西地方で使われる言葉である
※余談だが阪神競馬場がある兵庫県宝塚市の隣、伊丹市には「必死のパッチ製麺所」というラーメン屋がある(車で30分程度)
「一応、おかんがFレビューで桜花賞の権利を獲ったと言うときますわ(^_^;)」

「先輩はどないしますの?」
「俺は簡単…05ミラビリスマジック」
「前走は菜の花賞で2番人気1着…なんで簡単ですの?」
「3週連続でソーマジックの子を買う」
「なるほど…」
「菜の花賞の勝ち時計さ、同じ中山1600mのフェアリーSより速いんだよ」
「わしと違ってちゃんとした根拠がありまんなぁ」
「普通あるよ…」
「すんまへん」

【チューリップ賞】
よーこ■■14ラヴァンダ
ケイサク■16タガノエルピーダ
コータ■■09スティールブルー
タイゾー■03エポックヴィーナス
愚生■■■05ミラビリスマジック


【オーシャンS】※馬名のみ
よーこ■■09シュバルツカイザー
ケイサク■15トウシンマカオ
コータ■■02ヨシノイースター
タイゾー■04グレイトゲイナー
愚生■■■10ビッグシーザー
☆馬体重500kg以上!



tarezo…(^。^)y-.。o○