2月18日
大山田川商店会競馬サークル〜フェブラリーS・小倉大賞典〜
場末の純喫茶エンゼル
タイゾーが唸っている
「ん〜…わからん…ん〜グググッ…しゃーないか…」
皆がケイサクを見て、タイゾーに声をかけろと目配せしている
ケイサクは顔の前で手を✕にして必死で拒んでいるが…
根負けした(^_^;)
「タイゾーさん、どーしたんですか?」
「ん?別に…終わったことや」
「あ、そうですか…」
「…いや、なんでもう一歩踏み込んで聞かんのや?!」
「は?」
「そうやってすぐ引き下がるのがお前の足らんところなんや」
「あ、いや、はぁ…」
「淡白過ぎるんや、すぐに諦めるし、粘りがないんや」
「はぁ、すみません」
「商売もそうやろ。親父さんによー怒られとるやないか」
「すんません…で、さっきからなんで唸ってたんですか?」
「ん、あれか、あれはもうええんや」
「えええええええ!」
タイゾーは勝負レースがあったらしいのだが
ジョッキーの騎乗に納得がいかなかったらしい
"ホンマのとこは乗っとるもんしかわからん"
と言って、騎乗に愚痴ることは殆どないのだが…
「出たなりで、ずーとケツから2番目やで」
「はぁ…」
「4角もそのままや、んでやっと追い出したけど全然や」
「へぇ…」
「先着したのは前に行ってタレてきた馬だけ、実質ドンケツや」
「ほぉ…」
「なにやっとったんやろなぁ…ええ馬やし、調教も良かったんや」
「ふぅ~」
「"ふぅ~"ってなんや…チャンスを生かせんとこは、お前と同じや」
「と、とばっちりですやん」
「ベテランやリーディングちゃうんや、自分から動かなあかんと思うんやけどなぁ…」
「えっと…そろそろいい(^_^;)?」
「あ、すんません。フェブラリーS、東京ダート1600mですな」
「ほい、よーこさん」
「はい、13レッドルゼルです」
「前走は武蔵野Sで5番人気3着」
「去年のフェブラリーSは2着でした」
「今回が4回目かぁ…4着→6着→2着…」
「6着だった年は1番人気だったんですよ」
「もう8歳かぁ…なんとか頑張って欲しいね」
「安田隆行調教師も引退らしいのでなんとかですね」
「ケイサクは?」
「14ウィルソンテソーロです」
「前走は東京大賞典で2着」(地方競争のため人気不明)
「まぁ、チャンピオン2頭がいないんで深く考えずにいきます」
「タイゾーが言う通り、サラッとしてるね(笑)」
「す、すんません!」
「コータは?」
「08セキフウです」
「前走は兵庫GTで5着…これは人気ないねぇ」
「はい、上位は堅いと見て、状態が良くて3着ならありそうな馬にしました」
「ほぉ!明確な根拠だね(^_^;)」
「タイゾーは?」
「09ペプチドナイルですわ」
「おお!凄いとこいくねぇ…前走は東海Sで3番人気6着」
「ニ走前に少し控える競馬して勝ちましてん」
「ほお!」
「それと昨日よーこはんが母父マンハッタンカフェの話しましたやろ?」
「したねぇ…」
「テーオーロイヤル勝ちましたやん」
「それは"ゲン担ぎ"に近い理由だな(笑)」
「背中を押してくれる根拠が大事っちゅーことですわ」
「うむ、一理ある!」
「先輩は?」
「04ドゥラエレーデかな」
「前走は東京大賞典で3着」
「なんかいつもウィルソンテソーロの後ろにいるけど(^_^;)」
「騎手のムルなんとかが来とりますな」
「ムルザバエフね…(^_^;)」
「勝負気配ちゅーことですか?」
「だね(^_-)-☆」
【フェブラリーS】
よーこ■■13レッドルゼル
ケイサク■14ウィルソンテソーロ
コータ■■08セキフウ
タイゾー■09ペプチドナイル
愚生■■■04ドゥラエレーデ
【小倉大賞典】※馬名のみ
よーこ■■14ゴールドエクリプス
ケイサク■03ダンディズム
コータ■■15ホウオウアマゾン
タイゾー■12エピファニー
愚生■■■11ロングラン
tarezo…(^。^)y-.。o○