早いモノで、2024年10月末に退院して 3ヶ月が過ぎましたが、お陰様で腫瘍マーカー(AFP)も落ち着いており経過は良好です。
もちろん治癒(残存腫瘍があるため根治は無いらしい)には、3~5年の無症状での経過が必要なので安心は出来ません。
でも今日は一つ嬉しいことがありました。それが ”通信高校の合格通知” です!
病気が見つかった時は、高校を諦めましたが、小児科の先生や看護師さんのお陰で、ケー君の止まった歩みを一歩進めることが出来ました。
助けて頂いた皆様には、本当に感謝してもしきれません。
この場をお借りして御礼申し上げます!
小児がん患者の受験サポート
さて受験直前で脳腫瘍が見つかったケー君、残念ながらその年の受験は諦めて ”過年度生” として翌年(2025年)に受験を受けるこになりました。
ケー君のように高校受験前に小児がんなど長期入院になった場合、子供はもちろん親も ”受験どうする?” と不安になります。
そこで院内に設置されている ”がん支援センター” に相談したところ、しっかりとケー君の受験サポート をしてくれました。
治療中の受験サポートについて
じつは脳腫瘍が見つかった直後は、すでに願書を提出していたことや本人希望もあり、受験の準備だけは進めていました。
もちろん通常受験は無理なので、支援センターの看護師さんに相談すると ”院内受験” を提案いただきました。
中学生の担任に確認すると、すぐに受験先の高校に連絡を取っていただき、以下の条件での ”院内受験” を許可してもらえました。
- 個室で行うこと
- 高校の教師を1名つけること
結局2024年の受験は諦めましたが、治療中でも”院内”で受験が出来るみたいです。
治療中の勉強サポート
長期入院する子供たちのために、大学病院には ”院内学級” があるんですが、授業を受けるためには転校する必要があります。
転校すれば当然ですが、今の学校で友達と一緒に卒業式に参加ができないので、ケー君は転校しませんでした。つまり3学期の授業範囲は自分で学ぶ必要がありました。
そこで、また支援センターの看護師さんに相談すると・・・
がん支援センター看護師さん
じゃあ中学生向けの塾を開きましょう!
という提案をいただき、なんと医学部の大学生を塾講師として依頼してくれました。
病院の許可を得るため、実現するために多少時間はかかりましたが、現役の大学医学部生が本当にケー君のために授業をしてくれました。
他にも小児がん患者のために、リモートによる塾や授業があるみたいなので、勉強のことを心配せず治療に専念できます。
ケー君の受験は続く・・・
入院中は看護師さんや医学部の学生さん達に、退院後は中学時代の先生にお世話になり、通信高校に無事合格することが出来ました。
が・・・!!
じつはケー君の第一希望は、通信高校ではなく公立高校を希望しております。
公立高校の受験日は3月上旬、でもその前に退院後4回目の外来フォローがあります。
何事も無い事を祈るばかりです。


