raspberry pi 5 のレトロパイ設定を終えたSDカードを新しいraspberry pi 5 ですぐに使えるように複製します。
Win32 Disk ImagerやDD for Windowsを使ってSDカードを丸ごとコピーし、そのディスクイメージを新しいSDカードに書き込みます。
今回の場合は、コピー元となるSDカードの最終イメージサイズが61GB程あり、ダイソーで買ったSDカードは使用可能容量が58GBと若干少なかったのでDD for Windowsの方を使用します。
通常は大きなサイズから小さなサイズへのコピーは不可能なのですが、DD for Windowsで作られたイメージファイルは95%程度のパーティションに調整され、残り5%は未使用領域になるようエンコードしてくれます。
コピー先の容量がコピー元より5%ほど少なくても問題なく丸ごとコピーが可能となっています。
この作者さんは神ですね。
早速縦シュー専用ニューアストロシティにraspberry pi 5を接続、GPIO端子に挿さっているケーブルも移植して、コピーしたSDカードを入れ起動。
全く問題なく起動しました。
これでオーバークロックまでしたraspberry pi 400もお役御免です。
問題はここからです。
縦画面の表示が目一杯ギリギリまでいきません。
やはり実環境で調整しないとダメですね。
まずはretroarchの方でアスペクト比を変更します。
16:9。
上下に1.5cmほど黒帯ができてしまいました。
表示外範囲のようです。
16:10。
表示内で1.5cmほど減少。
ここまででベストは16:9です。
液晶テレビの方の設定を弄ってみます。
ノーマルの表示範囲が一番大きく表示されています。
他の引き伸ばしモードだと表示が完全に画面外に出てしまいます。
ラズパイ400のときは液晶テレビ設定をスムーズにしていました。
これはretroarchの方でアスペクト比を3:2にすることで、液晶テレビ側との引き伸ばしが絶妙にあわさり最大表示範囲にピタリとハマるからでした。
今回もその方法を試してみます。
3:2。
画面最大表示範囲がエスカッションの内側まであるため黒帯が見えません。
液晶テレビ側の設定。
スムーズだと若干画面外の表示が多いので、今回はフルに設定。
上下とも1、2ドットが見にくい感じでしょうか。
椅子に座ってプレイするときの視点では上側はちょうど良く全部見えます。
下側が3、4ドット見にくいのでゲームによっては結構難易度変わるかもしれません。
(プレイ時の姿勢にもよります)
この、虫姫さまだとボムの残数が若干見にくいです。
この画面表示をベースにし、ここからカスタム設定でオフセット位置と高さ、幅をドット単位で設定します。
画面設定のアスペクト比をカスタムにします。
カスタムにするとX軸Y軸高さ幅の入力ができるようになります。
この液晶テレビでは写真の設定でゲーム画面が最大化されました。
数字を変えればリアルタイムで表示に反映されるので納得行くまで自在に設定できます。
ゲーセン椅子にしっかり座り、自分のプレイスタイルにあった目線で表示を設定しましょう。
※ この記事は少し書き直していて、retroarchを再インストールしたらカスタムがちゃんと機能するようになったので画面最大化を無事完了することができました。