Raspberry pi 4とRaspberry pi 400の違いをざっくり書くと1.5GHzから1.8GHzのクロックアップとキーボード一体型になったというところでしょうか。
発表された日からずっと欲しいなーとは思っていましたが自分の利用方法でキーボード一体型は逆に取り回し悪いだろうなと考えてスルーしていました。
これまでは調整もあってニューアストロシティのコンパネの隙間からキーボードを出していたのですが、線もキレそうだし邪魔だしどうしようか思案した結果Bluetoothキーボードを採用することにしました。
かなり小さくてMicroUSBで充電できるのも大変便利なのですが、やはり表に出しておくのはアーケード筐体として違うよなーということでRaspberry pi 400を購入いたしました。
微小とはいえRaspberry pi 4より0.3GHzもクロックアップしているし、2.2GHzまでは問題なくオーバークロックできるというのも決め手になりました。
問題なくコンパネ内部に収まりました。
レバーやボタンのファストン端子を曲げなくてもキーボードのキーを押してしまうことは無さそうです。
ニューアストロシティはやっぱり中が広い。
厚さはこれくらい。
結構厚いですが放熱対策で巨大なヒートシンクが入っています。
決め手になった2.2GHzまで冷却ファンなしでもイケるという話も頷けます。(チップ設計からもかなり見直されているようです)
キーボード分のUSBポートは要らないかもしれませんが削らないで欲しかった。
個人的に日本語キーボードである必要性はあまり感じませんが、日本の市場を多少なりとも重視してくれているのは嬉しいですね。
Raspberry pi 4のマイクロSDカードをそのまま差し替えて起動。
おおお、サクッと起動しました。
ちゃんと調べてないから違うかもしれませんが、わざわざ再インストールする必要無さそうですね。
このラズパイ4と入れ替えました。
こいつ次は何に使ってあげよう…。
これまでは音質 “低” にしてもBGMが途切れる瞬間がありましたが最高でも問題なくなりました。
全体的な動作やメニューやROMの起動、全てが軽快になっているのが分かります。
デフォルト1.8GHzの時点でいくつか問題が解消されたものもあります。
自分の環境だとこれ以上はクロックアップしてもあまり恩恵はありません。
たくさんROMをお持ちの方とかドリキャス、プレステ、NAOMI辺りが目当ての人には良さそうですね。
一応時間ができたら2.2GHzにオーバークロックして他もいろいろ検証してみようと思います。
微細な差ではありますが結構ギリギリなラインを越えるか越えないかで挙動が全く変わります。
この買い替えはアーケード筐体へのロマンをさらに引き出す要素として大きな意義がありますね。
せっかくなのでretropie、RetroArchなどの設定でちょっとだけ覚え書きを置いておきます。
個人的なトラブルシューティングです。
Raspi-config GPU memory
GPUに割り当てられるMax値 512MB。
これ以上の数値を設定すると起動しません。
boot.txtを書き換えて修正可能。
RetroArch ozoneだけ日本語メニュー有
settings>user interface>menu>ozoneにして
settings>user>language>japanese
lr-mame(fba) core selectバグ
ROMの起動時に使用したいコアを選択できるのですが、選んだコアが何故か突然固定されてしまい変更できなくなるバグ。
× opt/retroarch/config
先程(2021.11月)改めて確認したところ
configs>all>emulators.cfg
になっていました。
SSHでアクセスし、textで開き、ROMファイルと選択したエミュ名がリストの最下部辺りで空白によって区切られている部分があるので繋げます。
(ファイルを差し替えずに復帰できます)
縦画面(画面回転)
lr-mame 2003plus〜2016
ゲーム起動後にキーボードTABキー>video>rotate
lr-mame 2003
ゲーム起動後にretroarchを起動、optionメニュー>tate
overrideで保存
lr-mame 2000(メニュー表示)
ゲーム起動後にretroarchを起動、optionメニュー>mame menu表示をon