Wiiリモコンというのはセンサーバーにある2点(10個の赤外線LEDを5つずつ左右に配置している)の空間位置と幅を見ることで現在のリモコンの高さと傾き、奥行きを割り出しています。

動かした時は本体の加速度センサーでXYZ軸を検知し、それらの情報をBluetoothで本体に送り位置計算を返してもらう、という赤外線カメラと加速度データの送受信をするだけのスーパーシンプルな設計です。

上手く動かないのは、たとえば眩しくてカメラで光点が捉えられないとか部屋での配置やセンサーまでの距離が狭すぎて計算が成り立たない、といった場合くらいしか考えられない優秀さです。


しかし今回改造したことによりリモコンの挙動が全く変わってしまい大変困りました。


・リモコンをひっくり返した状態で起動

・カーソルがひっくり返った状態で動作開始

・画面外にポインタを出しても戻せば状態をキープしている


改造前に確認していた動作が不安定に。


余りに安定しないのでテストプレイするごとにベリーイージーやクレジット追加オプションがどんどん開放されていきます。

めちゃめちゃ下手くそ判定されている笑



不意に天地が反転したり、画面外から照準が戻ってこない、銃が撃てなくなる、等々。

一応新しい基盤に変え、もう一度配線もやり直して基盤が横向きに入るよう調整してみたりしました。


おそらくノイズが発生しているのではないかと思うのですが配線の方法やシールドするなどの工夫が必要なようです。



一旦改造を休憩したタイミングで、ガンダムメッキシルバーの再販分が届いたので早速ぬりぬり。


これは凄い!

塗ってすぐに撮影してるのにもう部屋とスマホが反射してます。

適当塗りが乾いてくると更にシルバー感半端ないです。


パーツを塗って乾かしている間に振動パーツを入れるパーツを切り出し。基盤も支えられるように配置してグルーガンで固定します。

Wiiリモコンでは振動パーツとその台も敢えて固定せず振動を増幅する仕様のようですがガンコンではスペースの都合で固定しています。


ガンコンのオリジナル配線がだいぶ痛んでいたようで何箇所か切れてしまったのでそちらの配線も少し付け直しました。

主に加速度センサー周りの配線を避けるよう配置し、アルミテープなどでシールドしてアースもつけてみました。

ちなみにBluetooth周りをシールドしてしまうと本体と通信できなくなります。当たり前ですが注意。


それでも、リモコンの上下反転がどうしても上手くいかないので内部をギリギリまで削って正式な型で入るように加工。

センサー部分に直接接触して動作不良を起こしているのではないかと考えました。

案外厚いので思い切りごりごり削りました。

この写真では、まだ基盤を上下逆さで入れる前提で真ん中部分を削っています。


スピーカーの表裏です。

Wiiリモコンにはこのスピーカーが1個だけ固定されずに入っています。

置いてある場所に直接端子が接触して鳴る仕組みです。

今回は写真のように両面テープで基盤に直接貼り付けました。


見にくいですが、端子の先の基盤にスピーカーへの接点があります。


シルバーの部分はボタンです。
小さいボタンは未設定。
大きい方はWiiリモコン syncタクトボタン。

十字キーは内側もメッキシルバーで塗ったため、少し動かしにくくなりました。
完全に乾けば問題なさそうです。

ボタンは未設定。
トリガーはBボタン。
ナムコのガンコン2に元々付いていたタクトスイッチへ繋いであります。
遊びがなく、ボタンストロークも0.数mm程度なのでかなり反応が良いです。

とりあえずハメました。
左側にボタン類を付けようと思っていましたが右側のバレル下の方が良さそうです。
先走って穴開けなくてセーフ。

使う分には後ろから眺めるだけなので気になりませんがやはり前はちょっとキツい。

乾電池をやめて有線にした分めちゃ軽です。
トリガー超柔らかです。
リロード反応(リモコン振り)もとても良いです。
ドリキャスのガンコンと比べても遥かに良い仕上がりです。
こりゃもう遊んじゃいますね。

3回も引っ張っておきながら、今回も他のボタン付けていません。
しばらく実際に遊んでみて使いやすいポイントを良く探ってからやりたいと思います。
一旦完了です。