辞めるべき人が辞めやすい会社 | 新潟の司法書士ブログ

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司法書士法人トラスト代表社員、土地家屋調査士、行政書士

どの会社でも一定の割合「会社に合わない人」が存在するのではないでしょうか。

 

理由として

  •  給与に不満がある
  •  休日、残業等に不満がある
  • 会社の方針が合わない
  • 社長の考え方が合わない
  • 社長の能力が低すぎる
  •  社長を尊敬できない

他にもあるかもしれません.

 

社員にこのような不満を持たれる会社に勤めてしまったということは、残念なことです。

しかし、不満を抱いているだけでは何も変わりません。

世の中には、もっと素晴らしい会社はたくさんあります。

転職をすることで、明るい未来に変えることができるのではないでしょうか。

 

一方、このような方が、会社に存在する場合、会社側から見たらどうでしょうか。

このように「合わない」と考える社員が存在することによって会社に影響する一番の問題は、「周りのモチベーションが下がる」等の悪い影響が出てくることです。

残念ながら以前の当社にも、この「合わない」社員が多数いました(今現在も?)。

 

「採用の失敗は教育では補えない」という有名な言葉がありますが、まさにそのとおりであると実感しております。

これは「採用の選考基準の甘さ」「私自身の器」等が原因であり、反省すべく、現在は採用方法を大幅に見直ししております。

残念なことになかなか器は成長しません(笑)。

 

本来、企業も甲子園を目指す高校の野球部のように目標に向かって一丸となっていくのが理想であり、そのようになければならないと思うのですが、現実はなかなかうまくいきません。

 

ブラック企業、パワハラ、働き方改革等以前にはなかった言葉が現在は当たり前のように使われています。それに加えて少子高齢化もあり今後は、人の採用・教育は一層厳しい環境になっていくのでしょう。

 

その中で、中小企業にとって「人の定着」は、非常に重要な問題であります。求人媒体に多額の費用を支払う必要があり、また教育にも費用がかかります。

 

では、一旦入社した人にはすべて辞めてもらっては困るのか?

 

残念ながら、人手不足が叫ばれる現在においてもすべての社員に定着してほしいわけではないのです。

他の経営者と話をしても問題社員で困っている社長は意外と多くいることが実感できます。

 

合わない会社で不満を抱えながら勤務することは、社員にとっても「不幸」でありますし、会社にとっても「いい迷惑」です。

 

合わない人は「合う会社」を見つけて幸せになる。

会社は「合う人」を採用して成長する。

これが一番望ましい姿なのです。

 

長年連れ添った夫婦が、愛情もなく、お互いに不満を抱きながら離婚もせずという関係を続ける・・・さっさと別れればいいのです。

会社も同じ。

 

私は独立開業から今まで15年間たくさんの社員を送り出してきましたが、退職の申し出に際し、一度たりとも引き止めることや理由を聞くことはありません(社員から自主的に説明してくることはありますが)。本人がよく考えて決めたことに対し私がとやかく言うべきではありません。

 

トラストでは、会社の方針に合わない人がなるべく早く辞めることができるように、たとえ誰かが辞めたとしても影響が少なくなるような人員配置を行う等、

社員、会社双方がWINWINになれるような体制を整えてまいります。