2024年02月24日(土) 晴
【横浜】(最高気温)9.5℃ / (最低気温)2.9℃
MIHAMAで靴を買って、UNIONの店頭でお菓子やマカロニを買って、「SCAPA」に向かって歩いていたら、タカラダ食器店が目に入ったので、お店に入ってみました。
10:30
このお店で買い物したのは、30年くらい昔に友人の結婚祝にリクエストされたオリジナルのピンクローズのティーカップセットと、軽井沢の家用の柴犬の絵皿を買った2回だけ。
お店の中をじっくり見たことがなかった。
奥の方にあるNoritake製品を眺めていたら、「こちらがお好きですか?」と店員さんに声をかけられ・・・
10:55
30分後には、一棚お買い上げしてました。
しかも、 セール対象外品 って、今日、買う必要があったのか、自分!?
店員さんに、「テーブルに並べますから、じっくり見てください。」と言われたのは、
「四季彩舞曲」の角皿のセット。
俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一などの琳派作品を美術館でずっと見てきた私は、この手の図柄に弱いんですよ~。
一番、最初に目に付いたのは、手前の一番左側の鶴の角皿。
俵屋宗達&本阿弥光悦の鶴下絵三十六歌仙和歌巻がモチーフになっている風。
↑2020年10月31日(土) トーハクで買ったポチ袋
うっとりとお皿を眺め始めた私に、「良い陶器は、お子さんから、お孫さんへと代々で受け継いていかれますよ。」と、おっしゃる店員さん。
私: まさにそこよね~。 私は子どもがいないから、受け継ぐ人がいないの。
店員さん: そうおっしゃるなら、私は結婚すらしてないですよ。 でも、私は買っていますっ!(きっぱり、毅然と。)
その言葉で私は背中をぐいっと押され、迷いが谷底まで突き落とされた気がする(笑)。
【四季彩舞曲 26.5cm角大皿】
「見るだけ~。」のつもりだった私の心が、店員さんの熱いセールストークに揺らぎ始めた頃、「ご購入をお考えでしたら、こちらの大皿だけも今日、お求めになったが良いです。 在庫がなくなってしまうと、注文生産になりますから、納期はだいぶ先になってしまいます。 この墨のような漆黒はNoritakeでなければ出せない色なんですよ。 その技術がある職人さんも限られてますから。」とトドメの台詞で心臓をえぐられ、「じゃあ、大皿お願いします。」と口にしていた私。
店員さんが大皿の箱を探しに行っている間、他の棚も眺める。
そして、思ったのです。
同じ「四季彩舞曲」シリーズの角皿でも、大きさによってデザインが異なる。
菓子皿(15cm)には描かれている金or銀の月が、21cm皿には描かれていない。
料理を載せたりするには、その方が良いのかもしれないけど、菓子皿の方が断然、可愛いっ!(←個人の見解です。)
縁取りの蒔絵の金彩(沈金)とも相まって、な~んて素敵なんだろう。
大皿の箱を持って戻ってきた店員さんに、
「大皿を買ったら、菓子皿も揃ってなければ、意味なくないですかっ!?」と自ら宣うていた自分、完全にNoritake と店員さんの術中に陥っているではないかっ!
店員さん: では、菓子皿の箱もお持ちしますね(にっこり)
最後にマットな金色のデザートフォーク(@1,760円の20%引き*5本)と、ティースプーン(@1,650円の20%引き*5本)もお買い上げ。
大皿(55,000円)、菓子皿セット(110,000円)、フォーク5本(7,040円)、ティースプーン5本(6,600円)で合計178,640円。
11:14
店員さんは、重くはないと言っていたけど、お皿とカトラリーが入ったTAKARADAの袋はズシリと重い。
さっきUNIONの店頭で美味しそうな箱入りのフルーツトマトとスカイベリーが売られていけど重いし、嵩張るからと買うのを諦めたのだけど、もし買っていたら、今頃、重たいTAKARADAの袋を背負ってはなかったかな。
これも運命というものだろう。
「SCAPA」にも寄ったけど、荷物は重いし、洋服買うぞ~♪という気力も失せてしまって、何も買わずにお店を出た。
11時を回って、元町通りの人通りも増えてきた。
込み合う前にランチを済ませてしまおうと、代官坂の「BUY ME STAND」へ向かう。
(つづく)