4/7(金) ”戦狼”の今 | そんな感じ。 since March 28, 2005

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日常生活の中で、ふと感じたこと。

関心したこと。

その時の感性のおもむくままに気ままに書き留めています。

2023年04月07日(金) 

 

3/28(火)のブログに中国の元副報道局長・趙立堅氏が左遷されて、田舎でペンキ塗りをしていると知って吃驚したと書いたけど、ネットで色々見たら、外交部国境海洋事務局副司長として国境地帯を視察した時のイベントとの一つとして境界石の赤文字を塗り直しているだけで、毎日ペンキ塗りをしているわけではないですやん。

 

 

 

中国外務省の公式ウェブサイトは、2023年1月9日に趙立堅が境界海洋局の副局長に就任し、外務省情報局長兼報道官を辞任したと発表。

中国外務省は、趙立堅氏の異動は「仕事の必要性、交流、任命によるもの」だと返答していました。

 

異動の理由は、日本のマスコミでも色々と取り沙汰されていました。

 

①2022年11月30日の外交部記者会見で、ロイターからの『ゼロコロナ政策への抗議を表明する「白紙革命」を中国政府は終わらせようと考えているのか?』という質問に対して、答えられず長~い沈黙をしてしまい、想定問答集のページを捲りまくって、記者に質問を繰り返すよう求め、「你谈到的有关情况与事实不符(あなたが話された状況は事実と異なります。)」と漸く答えるという失態を犯したから。

 

youtube  外媒問近日內地白紙革命反抗清零措施 趙立堅啞口無言 20221130

 

②中国のイメージ戦略をソフト路線に転換を図るため、「戦狼」スポークスマンの趙立堅を切った。

 

③上司から嫌われた。

 

④妻の湯天如氏の微博(ブログ)が物議を醸していたから。

 

まぁ、色々言われているけど、2023年1月29日(日)に妻が自らの微博(ブログ)「大聪和臭丫头」の記事を全て消してしまったそうだから、④は大きな要因だったのでしょうね。

妻のブログ、見たかったなぁ~。

ネットを漁ったら、微博に掲載されていた趙立堅さんと妻のラブラブ写真がいっぱい出てきて吃驚。

 

かつて趙立堅元報道官は、毎週金曜日の記者会見を「祝大家周末愉快(みなさま、良い週末を)」で締めるのが習わしだったけど、2021年5月27日(木)の会見で「良い週末を」をと言ってしまい、記者から「今日は木曜日ですよ。」と指摘を受けて、照れて訂正している映像が超可愛い飛び出すハート

究極のツンデレ。

 

 

「我说错了 今天星期四(間違えました。今日は木曜日でした)」と言って、破顔一笑、照れ笑いして、「就想着下班了(帰りたいな~と思っていたんですよ。)」と冗談までかましてました。

狂犬か?と思うくらい、記者会見で他国に対して暴言を吐きまくっていた趙立堅さんですが、おウチに早く帰りたいと思うくらい妻とはラブラブだったようです。

 

 

「迎春接福」

2023年1月21日、旧正月の大晦日、趙立堅氏が春節連句を貼っている写真を妻が投稿。

趙立堅が中国の境界海洋部に異動して初めて登場した写真。

こういう夫の姿を撮る妻って、夫に対して愛情があるのがよく分かる。

 

2023年1月22日(日)、旧正月の深夜に外務省の個人サイトに趙立堅氏が新年の挨拶を投稿。

なんとフォロワーが871.5万人!

 

この後、1月29日(日)に妻の微博が削除されました。

以下、その微博に掲載されていた写真。

 

「Happy BirthDay!」の紙の帽子を被った趙立堅さん。

2022年11月に投稿された写真のようで、1972年11月10日生まれで満50歳になった夫の誕生日を祝っているのかな。

 

二人して麦わら帽子を被って休日を楽しんでいる雰囲気。

写真は思いっきり盛って、二人ともシミ一つない、白い肌。

 

奥様はそこそこ、お美しい方なのだと思っていましたが・・・

 

ネットで気儘な自慢投稿をする妻の湯天如さんはアンチも多く、「フィルターかけてない実際の姿はこんなだぜ!」との写真が晒されていました。

細身補正もかなりのもんだったんですね。(写真の信憑性は定かではありませんが。)

 

アンチからの"攻撃”に怒りにまかせて、2022年11月30日(水)には、奥様は“大聪和臭丫头”にこんな投稿もされていたそうです。

 

『“每天办公室工作12小时加,回家工作到深夜12点加,待遇优厚似快递小哥,没有加班工资,没有奖金,没有时间,没有家”,但换来的却是 “国内外造谣声骂声一片,还要捎上家”。』

 

(夫はオフィスで毎日12時間働いて、家に帰って深夜12時まで働き、給料は宅配のバイト並。

残業代なし、ボーナスなし、時間もない、家もない。

見返りは、国内外からの誹謗中傷。

あなた、早く家に帰って来て!)

 

公の場でのプライベートな発言は、中国当局者の家族の間では稀で、これが趙立堅のイメージとキャリアに悪影響を及ぼしたとも言われています。

 

 

去年の暮に趙立堅氏が新型コロナに感染したのではという報道が日本でもありましたが、情報源は妻の微博。

「夫は10日間に渡って熱に苦しんでいるのに、解熱剤すら買えない!」と投稿していたのでした。

これが体制批判とも受け取られて、異動に繋がったという憶測もあります。

 

奔放な妻の投稿をコントロールできないのは、やはり外交官としての危機管理能力に疑問を感じないでもないですが、夫の病状を気遣う妻の気持ちは分からないでもないです。

 

2022年9月末には、こんな投稿もしていたようです。

 

『老了我们一起去种地养鱼,最浪漫和最幸福的事就是陪着你慢慢变老”,“官宣”赵太身份』

 

(私たちは年をとったら、一緒に畑を耕して、魚を育てます。

一番ロマンチックで幸せなことは、あなたと一緒にゆっくり歳を取っていくこと。)

 

趙立堅氏の左手が伸びているから、シャッターを押したのは趙立堅さん?

背後の池は養殖池?

 

妻は夫の以前の赴任地であったパキスタンで家具製造販売業を営んでいるそうだから、なかなかの遣り手でいらっしゃるのかも。

それでいて「夫と一緒にゆっくり歳を取るのが一番の幸せ」と言っているのだから、夫婦仲はとても円満のようです。

 

と、まぁ、狂犬元報道官の素顔が垣間見られて面白かったです♪