5/19(木) 日本橋高島屋 階段とエレベーター | そんな感じ。 since March 28, 2005

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日常生活の中で、ふと感じたこと。

関心したこと。

その時の感性のおもむくままに気ままに書き留めています。

2022年05月19日(木) 晴

 

私って、日本橋高島屋に入るのって初めてかも。

まったく勝手が分からないわ。

有名なアンティークなエレベータはどっちかしら?とキョロキョロ。

 

ゴヤールの前を通り過ぎたら、階段がありました。

本館北口近くの階段です。

 

こちらの手摺りは徳島県阿南市桑野町阿瀬比産の「茶竜紋(石灰石)」。

「いきなり国産大理石ね~」とテンションが上がったので、こちらの階段を上がっていきます。

 

1階~2階の腰壁も「茶竜紋」。

 

踊り場の床の縁も「茶竜紋」だけど、内側のタイルはトラバーチンよね。

いかにもな穴がぽつぽつ空いているもの。

 

本館3階「TOD'S」の内装は、イタリアトスカーナ州産の大理石「アラベスカート コルキア」かな。

大理石は学術的には「結晶質石灰岩」と言って、基本的には白い色をしているけど、不純物として含まれる黄鉄鉱(パイライト)によってグレーの模様ができています。

 

「アラベスカート コルキア」はブランドショップの内装によく使われていて、無機的でモダンな印象。

古色蒼然とした「茶竜紋」とは真逆の印象。

 

4階へ上がってエレベーターを探します。

 

4階エレベーター周りの壁は、山口県美祢市(みねし)大嶺町北分産の「黄更紗(結晶質石灰角礫岩)」。

半端ない存在感! 超レトロな雰囲気!

 

 

砕いた石を混ぜたような独特の模様の大理石を石材業界では「更紗」と呼ぶことがあるそうです。

地質学的に言うと、石灰石が砕けた角礫の隙間が石灰質の泥や砂によって埋められた石灰角礫岩。

 

4階からは中央階段を上がります。

 

こちらのモノトーンマーブルの石材は何だろ?

モノトーンだとモダンに見えます。

 

こちらの腰壁は山口県美祢市秋吉台産の「白鷹(石灰石)」でしょうか。

 

"燻し銀”のような大理石。

 

7階、8階と階段を上って屋上まで来ました。

高層ビルに囲まれた屋上ってなんか新鮮。

奥の建物は「FEEL GREEN CAFE」。

 

「FEEL GREEN CAFE」のもっと奥にはローズガーデンや噴水もあるみたいだけど、気がつかなかったわ。

今度、行ってみよう。

 

エスカレータに乗って、1階に戻ってきました。

1階エレベータ周りの壁は、「スタラティーテ」というイタリア・トリエステ州産のトラバーチン。

筋が木目のようで落ち着きがありますね。

 

「スタラティーテ」は穴だらけだったトラバーチンだったのが、空隙に入ってくる地下水から石灰分の結晶が成長して空隙を埋めていき、穴のないトラバーチンに変化したもの。

 

中央階段を下りて、地下の「たねや」さんでお菓子を購入。

 

この後、新館の隣のビル「東京日本橋タワー」が見たかったので、そちらを見に行って、また化石探しをしに戻ってきます。

 

(つづき)