3/6(土) 如懿伝 第4話「新しい名」 | そんな感じ。 since March 28, 2005

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日常生活の中で、ふと感じたこと。

関心したこと。

その時の感性のおもむくままに気ままに書き留めています。

2021年03月06日(土) 曇時々晴

 

「如懿伝」は11話まで見ました。

後宮に入った如懿は、地味~に、静かに、皇帝の寵愛を受けてもひけらかすことなく平和に生きています。

虐げられていた皇帝の長男、永璜​(yǒng huáng)に虐待を自演させて、自分の養子にするなど裏ではしっかり工作活動も怠っておりません。

 

ところで「如懿」の「懿」ってどんな意味だろ?

意の旧体字だっけ?とうすぼんやりと思っておりましたが、第4話で名前の由来が描かれていました。

 

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皇太后から禁足を解かれた青桜は、お礼に皇太后を訪れ、新しい名を所望する。

 

皇太后: “如懿rú yì”

 

青桜: “意の如く”の“如意rú yì”ですか?

 

皇太后: 懿德の“懿”である。 意味は“静かなる美”だ

 

皇太后: 出典は「後漢書」の鍾晧の故事である

 

皇太后: この世で最上の美は愛する者と過ごす日々だ

加えて静は動を制す

静であれば平安でいられる

 

青桜: “懿の如く”の真意とは?

 

皇太后: 人生において美しく円満な日々など決して得られぬ

“懿の如く”で良しとせよ

 

青桜: 教えを胸に刻みます

 

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皇太后から教えを受けた“静かなる美”の如く後宮で生きる如懿も賢明だけど、皇太后の鈕祜禄(ニオフル)も深い教養の持ち主よね。

と、思ったら、この方は「宮廷の諍い女」の甄嬛さんですわね。

 

 
ところで、私、懿德って言葉、知らなかったけど、「いとく」で一発変換できるのね。

後漢書の「鐘皓伝」もまったく知らないけど、法律に明るい学者だったみたい。

 

 

で、美人だけど、ちょっと頭が弱くて、我が儘で意地が悪い慧貴妃huì guì fēi(高晞月)役の女優・童瑶さんは「台北に舞う雪」のヒロインだったんだ!

 

 
2009年に制作されたこの映画。
当時、童瑶さんはトップ女優の章子怡に似ているってことで、「小章子怡」って呼ばれてました。

 

 

如懿が皇太后から名前を与えられたと聞いて、憤懣やるかたない慧貴妃でした。