ドームの下で 3/22(日)追記あり | そんな感じ。 since March 28, 2005

そんな感じ。 since March 28, 2005

日常生活の中で、ふと感じたこと。

関心したこと。

その時の感性のおもむくままに気ままに書き留めています。

2015年03月19日(木) 曇り



中国中央テレビ(CCTV)の元キャスター、柴静さんが制作した環境問題を告発するドキュメンタリー『穹頂之下(Under the Dome)』。
2週間ほど前にネットで公開され大反響をよんだが、中国国内では3月3日以降、突然公開停止に。

私も見てみたいと思っていて、YouTubeの日本語字幕つき動画を探したのですが、どうみても、これは中国語字幕では!?
探し方が間違ってた!?

とりあえず、中国語字幕で週末に見たいと思います。


2015年03月22日(日) 追記

穹頂之下(Under the Dome)をiPhoneで見たら日本語字幕で出てきたけど、小さなモニターで見るのはいささか辛い。

20150322_1300ドームの下で1

夫にiPadを借りて見たら、中国語字幕しか出ない。

20150322_1300ドームの下で2

夫に「なんとかして!」と言ったら、画面右下の「字幕(CC)」アイコンをクリックするか、「設定」をクリックし、字幕フィールドで「日本語」を選択すれば日本語字幕表示されると教えてくれました。
(上記画面の矢印で示したアイコン)

20150322_1300ドームの下で3

日本語字幕が表示されました!

柴静さんの取材力、プレゼン力ともに素晴らしかった。

2001年に初めて北京へ行ったとき、既に北京近郊でも砂漠化の危機が迫っていて空港から市街地に向かう高速道路脇には植林が進められていた。
まっすぐに伸びる高速道路を見て、こういう体制の国ならば、良い指導者にさえ恵まれれば、人権を尊重するあまり道路一つ造るにも幾年もの年月を要する日本よりも、早いスピードで開発が進むだろうし、環境保護も鶴の一声で進められるのではないかと、単純に思った。
その後、「上に政策あれば、下に対策あり(上有政策,下有对策)」という言葉を知ったけど…。
経済と利権が絡み合い、環境保護への取り組みはなかなか機能しない。
結局は一人一人の意識が芽生えなけなければ、環境保護へとは向かえないとドキュメンタリーでも訴えていた。
環境意識の芽生えが、民主化への意識へと向かうことを恐れて、中国政府はこのドキュメンタリーの公開を規制したんだな…と見終えて思った。
中国政府は現実を見据えて、しっかりとした環境保護政策を取って欲しい。
環境汚染は一国だけに留まる問題ではないのだから。