東京都心から1千キロほど南にある小笠原諸島では国内では珍しいコーヒー豆の栽培が行われている。本土とは違う亜熱帯気候を生かし、明治時代に苗木が持ち込まれてから栽培が始まった。戦争によって20年以上も一般人が立ち入れない時期もあり、一度は栽培が途絶えたが、返還後に島民らが復活させ、島外にも苗木を販売するなど国産コーヒー豆の普及に貢献している。
小笠原に日本人が定住したのは江戸時代後期。来航した欧米人が日本人になじみのなかった「コーヒー」を飲んでいたことで、その存在が知られたという。
明治9年に小笠原諸島が日本領として認められると、当時の政府は日本で珍しい亜熱帯気候を生かし、コーヒー豆の栽培に力を注いだ。6万本ほどの苗木をインドネシアから輸入し、政府が直接栽培するようになったという。
コーヒー豆の栽培は「コーヒーベルト」と呼ばれる赤道を挟んで北緯25度から南緯25度の範囲で、年間平均気温15~30度かつ年間降雨量1800ミリ程度が適地とされている。現在栽培されている小笠原諸島の父島は北緯27度だが、周囲が海に囲まれているため、暖かい空気が流れ込みやすく栽培が可能だという。
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https://www.iza.ne.jp/article/20240617-WOTQ53SYENKFTFTOVFJ4BF7UMU/
小笠原に日本人が定住したのは江戸時代後期。来航した欧米人が日本人になじみのなかった「コーヒー」を飲んでいたことで、その存在が知られたという。
明治9年に小笠原諸島が日本領として認められると、当時の政府は日本で珍しい亜熱帯気候を生かし、コーヒー豆の栽培に力を注いだ。6万本ほどの苗木をインドネシアから輸入し、政府が直接栽培するようになったという。
コーヒー豆の栽培は「コーヒーベルト」と呼ばれる赤道を挟んで北緯25度から南緯25度の範囲で、年間平均気温15~30度かつ年間降雨量1800ミリ程度が適地とされている。現在栽培されている小笠原諸島の父島は北緯27度だが、周囲が海に囲まれているため、暖かい空気が流れ込みやすく栽培が可能だという。
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