京都大や再生医療ベンチャーの「サイフューズ」(東京)などは、患者本人の細胞を材料にするバイオ3Dプリンターで作った組織を患者に移植して神経再生を促す世界初の企業治験を始める。再生医療等製品として国へ承認申請し、令和8年にも実用化を目指す。

 作製に用いたバイオ3Dプリンターの技術は7年の大阪・関西万博会場でも展示される予定。

 治験では、手の指などの神経を損傷した患者から細胞を採取し、工場のプリンターで細い管を作製。医療機関で移植し、安全性や有効性を確かめる。医薬品製造会社の「太陽ファルマテック」(大阪府高槻市)が細胞加工を担う。
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https://www.iza.ne.jp/article/20240518-7DNWWIZVHZOYNFK6WIUFGNOGZU/