今夏のパリ五輪開幕まで3カ月半となり、五輪とパラリンピックの聖火リレーで使用するトーチの主要部品の製造が大詰めに入った。2021年の東京五輪・パラリンピックに続き、燃焼器具メーカー「新富士バーナー」(愛知県豊川市)の培ってきた技術が聖火のともしびに生かされる。

 トーチはシャンパン色で全長70センチ、重さ1.5キロ。燃焼部とガスボンベの開発、製造を同社が担う。燃焼部は約2000本を生産予定で、9割ほどが完成した。

 同社はアウトドア用品ブランド「SOTO」などを手掛けており、ランタンやコンロの製造技術をトーチに応用している。走ったり、風を受けたりすると、旗のようにたなびく赤い炎が特徴。・・・

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