東京電力福島第1原発事故で避難を強いられた福島県内7市町の住民ら158人が東電に損害賠償を求めた福島地裁いわき支部(三井大有裁判長)の訴訟は、東電が賠償金を支払って謝罪することなどを条件に原告148人が和解した。13日に記者会見した原告側弁護団によると、和解は2月28日付で、全国の同種集団訴訟で3例目。

 和解しなかった10人に関し、地裁いわき支部は13日、東電に計約5700万円の支払いを命じる判決を出した。判決によると、認容額は2022年に改定された国の賠償基準「中間指針」を基に、避難区域の種類ごとに算出した金額。

 原告側は古里喪失の慰謝料として1人当たり2千万円を求めて17~18年に提訴した。
・・・

https://www.iza.ne.jp/article/20240313-6UVO7FRU4ZJEJMED6ARYAQHCLA/