【北京=三塚聖平】中台双方の報道によると、台湾の離島、金門島周辺の海域で14日、中国の漁船が転覆し、乗っていた2人が死亡した。台湾当局の取り締まり中に転覆したといい、中国で台湾政策を主管する国務院(政府)台湾事務弁公室の報道官は「悪質な事件」と台湾の民主進歩党政権を非難した。中台間の新たな対立の火種となる可能性もある。

 金門島は台湾本島から約200キロ離れ、対岸の中国福建省アモイから数キロの距離にある。台湾メディアによると、台湾の沿岸警備当局船が金門島の周辺海域で漁をしているモーターボート型の中国漁船を発見。取り締まろうとしたところ、漁船がそれを拒んで転覆した。転覆した漁船に乗っていた4人が海に落ち、うち2人は病院で死亡が確認された。
・・・

https://www.iza.ne.jp/article/20240215-2DUGOKERHNM6FCLZGTEONR2FA4/