「戦中戦後、懸命に働いてきた父に親孝行できた」-。朝鮮半島出身の父親が戦時中、「内地」の造船所で受け取った給料袋などを大切に保管していた兵庫県相生市の清本清一さん(79)。これらの資料一式を寄贈した政府の「産業遺産情報センター」(東京都新宿区)から27日、感謝状が贈られ、「こんな立派な所に展示してもらえるとは夢にも思わなかった」と喜びをかみしめた。

 清本さんの父は、昭和11年に朝鮮半島南部から内地へ渡航し、17年から相生の播磨造船所で働き始めた。給料袋は、同年1月から終戦後の20年10月までのものが残され、工賃や手当てなどの賃金や控除金などが詳細に記されていた。清本さんはこれらの給料袋に加え、当時の日記やメモなどを合わせて48点を今年2月、同センターに寄贈した。

 同センターでは、当時の徴用労働者の実態を知る貴重な一次資料として詳しく調査・分析し、レプリカを作製するなどして一部を館内で新たに展示。世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」をめぐり、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会が表明した「強い遺憾」に対する朝鮮半島出身の徴用労働者の待遇を示す証拠としても、このほど大きな役割を果たした。
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https://www.iza.ne.jp/article/20230927-DBT5FGK7YNPWDNN5NFFK5KZTTU/


韓国は徴用工問題蒸し返すな(日本経済新聞 2017年8月19日 2:30)
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO20159390Y7A810C1EA1000/


徴用工問題は1965年の日韓請求権協定で解決済み。