商標権を侵害する偽ブランド品などを巡り、大阪税関は、令和5年上半期(1~6月)に輸入を差し止めた件数が5464件に上り、過去最多だったと発表した。

 税関によると、約9割が中国からの輸入品だった。品目別ではバッグ類(1842件)が最多。続いて衣類▽携帯電話および付属品▽靴類―だった。輸送形態別では、郵便が8割近くを占めた。

 輸入を差し止めた全体の点数は12万5254点で、電気製品(1万8363点)が最多。医薬品▽家庭用雑貨の順に多かった。

 昨年10月に改正関税法などが施行され、販売目的の輸入だけでなく、個人で使用する場合でも差し止め対象となったことが要因とみられる。

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