中禅寺湖 2024-5-25 | TARATA FISHAWAY

TARATA FISHAWAY

ニュージーランド北島・フィッシングロッジ
「タラタフィッシュアウェイ」

20日ぶりの中禅寺湖はAOIと渡船。

 

A久津さん、T橋さんなど顔馴染みも同船し、キャプテンに各ポイントへと送っていただく。

 

ロッド:BLUE-BUZZARD/1578(TSR Rouge 1578)、リール:T-MADE Originをセットしたら....スタートフィッシング!

 

上っ面から各レンジを探っていくのだが....。

 

どうにもこうにもコチラや....。

 

コチラが気になり....。

 

早々に引っ張ることをやめ....。

 

ロッド:Shakespeare Excellent Ⅱ No.1922 7.4ft #5/6、リール:Pflueger Medalist 1494 CJにNZのミンミンセミフライをセットしたら....。

 

オーバーハング下にポッカリと浮かべ始めると....。

 

ヒット!

 

だが、勢いよくゴボッ!と反応したのはちょっと気が強い頭脳派で、一気に沈木へとまっしぐらに突き進み....あらら、スタック!

 

通常使用しているブルーのロッドやリールでなら、ドラグ性能も良くある程度の走りはコントロールできるのだが....いいのいいの、別にいいの。

 

42年前に買ってもらったこのチープ感漂うロークオリティな入門セットを使いたいのだから....。

 

同じく#3/4のShakespeare入門セットは当時ホリディロッジ鹿留や早戸川国際マス釣場などに釣れて行ってもらったり、自分で渓流へと通えるようになってからもガンガン使用していたが....。

 

当時は#5/6は中規模、本流や湖でのドライでないと使ってはいけないんだと....。

 

教えてくれる人や何の経験もなかった小学生の俺は読み漁った文面に惑わされ「こうでないとダメなんだ」と決めつける頭でっかちのマガジンアングラーにしかなれなかった。

 

なので、ずっと捨てられずにデッドストック状態だった#5/6を今でならいい感じに使いこなして仕事をさせてあげられるよね!と数年前からこの聖地でのセミ撃ち用に使用。

 

ってなわけで、沈木スタックでのブレイク後も気を取り直して「ココでしょ!」ってなポイントにセミフライを撃ち込むと....。

 

ヒット!

 

ヒット!と....。

 

浮かんだセミフライに迷いなく反応してくるのは全て成魚放流のニジマス。

 

そりゃね、ゼロイチに比べたらゼロではないから釣れてくれれば嬉しいけど、可能であればもっと幼い頃の彼らをこの広い湖に放していただけると、より野生味のあるシャープな姿に....。

 

でもまぁ、それはそれで大型フィッシュイーターの餌食になってしまうという問題が出てくるが、どんな世界であってもキケンでキビシイことはあるからね。

 

人それぞれ考え方は違うけど、俺としてはせっかくこの聖地でヒットさせたのに釣れたサカナがその辺の管釣りで釣れたサカナと同じクオリティじゃガッカリしちゃうし、遊漁料+駐車料金だって1日楽しむともう管釣りと変わらぬ金額だからね。

 

で、その後しばらくするとテクテクと釣り人が現れ、ずいぶんと近くにまで寄って来るのねと右手に握るロッドを見ると....あっ、バナナ色したGecko!

 

なんだKotaか、今シーズンはウェーダーを着用し封印していたダブルハンドを久々に振って、無事初ホンマスを仕留めることができたようで、ようやくいつものウェーダーを穿かないスタイルに戻っていた。

 

で、その後は3人でポイントをシェアし、チラホラ確認できる魚影を待ち伏せしてみるが、IQ高めの茶色いヤツは泳層がちょい下で水面への意識はまだチラ見程度。

 

浮かぶセミやモンカゲのスピナーに反応することはなく、ダンがチラホラ出ても食われる様子はない。

 

だが、ハッチ直前のニンフを水面直下で食う波紋がそこここで広がり始めると、キョロキョロとニンフを探してウロつく魚影も確認。

 

あ、これってオタマンガカウ湖のダムゼルと一緒だな!ってことで....。

 

システムをアレコレとチェンジしながらアジャストさせていくと....。

 

ヒット!

 

無事ランディングしたのは....。

 

グッドサイズのレイクトラウト!

 

いやぁ、シビレるねぇ....。

 

導き出した攻め方、しかもサイトで仕留めた時に感じるあのシビレはとても快感。

 

で、GI(時合い)も相まってすぐさま....。

 

ヒット!

 

無事ランディングしたのは....。

 

サイズUPしたレイクトラウト!

 

こうしてサイトで狙い撃ちし、ヒットからランディングまでの一部始終を見ることができるこのフローティングでの釣りは、NZでのトラウトやニューカレドニアのボーンフィッシュでの釣り同様、まさにハンティングで面白い。

 

で、次にヒットしたのはKotaで....。

 

ブラウントラウトをランディング!

 

頑張ってテクテクして来たご褒美だね。

 

で、俺も茶色いのと遊びたいとKotaの隣で撃ち込んでみると....。

 

ヒット!

 

無事ランディングしたのは....。

 

また君かい?のニジマスだった。

 

まぁ、それにしてもこのフローティングでの釣りは疲れなくてカラダにやさしいね。

 

先週の屈斜路湖ではダブルハンドで沈めることもせず、キャスト&リトリーブをひたすら繰り返し、気の抜いたリトリーブをしようものならウグイングモードに突入するのでリトリーブは自然と高速になり....さらにハード。

 

なので、このフローティングでの釣りはゆったりと待っていられるし、まだスレていないピュアなターゲットなら驚くほど簡単に釣れて誰にでもチャンスはあるが、アプローチやその他諸々を間違えると即スーパータフモードにもなるので....それがまた面白いところ。

 

で、こうしてKotaと俺が釣っている間に少し離れたポイントにいたAOIもレイクトラウトを仕留めていたようで、今日はみんな凸ナシ。

 

その後、Kotaはテクテクと移動を開始。

 

俺は再び朝イチのポイントに戻り、IQ高めの茶色いヤツを狙い続けていると....ついにヒット!

 

無事ランディングしたのは....。

 

少々スリムだが、本日3魚種目となる....ブラウントラウト!

 

「やっと仕留めたぜ!」と言いたいが、実はずっと狙い続けていたIQ高めのヤツはもっとデカイ余裕のロクマルオーバーで....。

 

この子はそのロクマルオーバーのテリトリーに入り込み、何度も何度も追い回されていた侵入者の腹ペコさん。

 

そしたらロクマルオーバーの目が届かぬタイミングで横からしゃしゃり出て来てフライを奪い取った。

 

なので「ヒットしてくれてありがとう!」という気持ちと「オメェじゃねぇんだよな!」ってな複雑な気持ちでリリース。

 

ってことで、今日のポイントではセミよりもまだモンカゲロックオン中だったのでこの狙い方がマッチし、スーパーラッキーデーとなったが、こんなことは毎回あるわけではない。

 

で、最終のピックアップで戻ったら、Koちゃん、きんちゃん↓↓↓と合流し....。

 

夕食は久しぶりにタローの生姜焼き!

 

食後はBLUE-RAMの後部座席へと転がり込み、いつものようにあっという間にZZZとなった。