NZ LIFE | TARATA FISHAWAY

TARATA FISHAWAY

ニュージーランド北島・フィッシングロッジ
「タラタフィッシュアウェイ」

さぁ、いよいよあと数日で帰国となりますが、NZ滞在中、釣りやガイドの日以外は何をしているの?って....。


まぁ、時にはロッジでボーッと過ごせる日もあるが、それなりにアレコレと暇なく過ごしているワケで....。


また、日本とNZで過ごす日々の中で明らかに「あっ、違うな!」っと感じることのひとつに....同じ1日24時間なのにスピード感がまるで違うってことがある。


確実にNZで過ごす日々の方がバタバタとしていることの方が多いのに不思議と時間だけはゆったりと流れており、ココロにもカラダにも良いと常々思っている。


日本で生活している時よりもさらに「ココロにゆとり」が持て「広いココロ」で人と接することができているような気がするし....。


カラダは体力的には日本での生活よりもキツイと思うことの方が断然多いが、生活のリズムや食事、活動によって「カラダが仕上がり」、キツイと思うことにでも「耐えられるカラダ」になっている。


ってことで、今シーズンはこんな感じで過ごしていた↓↓↓


1月11日からスナッパー漁に行った時、現地では膨らませたラフトボートをブルートラックのルーフに載せて移動させたのだが、ルーフバーもなければルーフラックも付いてないので「あったらいいね」ってことになり....。


日本ではこういったことは全て車屋さんにお任せだから取り付けた経験もなく、説明書は文字ナシのイラストのみでロッジの連中はみんなお手上げ状態。


Easy to install(取り付け簡単)って書いてあり、確かに終わってしまえば次はもっとすんなり取り付けできそうだが、あんなところをほじくったらネジ穴が現れるなんて、もう何度も何度もJAMおじさん↓↓↓に電話して泣きつこうかと考えていたのさ。


で、スナッパー漁といえば、1月11日から泊まりで漁を行なった海は南太平洋側で、ほかにも日帰りでタスマン海側にも行って来たのだ。


こちらでもロングライン(延縄)での漁だが、岩礁の多かった南太平洋側とは違い、タスマン海側の漁場は根掛かりの心配がないサンドビーチなので....Kontiki(コンティキ)を使用!


コンティキって何?と思われる方は「Kontiki Fishing」でお調べください。


そして、毎年夏の間に準備しておくのが暖炉で使用するFirewood(薪)。


しかもNZは真夏とはいっても1日の中での気温差がとても激しく、今夏もすでに暖炉を数回使用しており、昼間はTシャツなのに朝晩はとても冷え込む。



ヘリコプターがロッジの敷地内にランディングする際「邪魔になるから切って!」とヘリパイロットのオーウェンから頼まれていたゴムの木をパドック側に倒れるように....。


そして別日には....。


倒した木は枝払いをしたら玉切りにし、枝はパドックで燃やすので数ヶ所にまとめておく。


また、玉切りされた木は3種類の太さに分けて集め、その際には「細」は手首のスナップを利かせて放り投げ、「中」はラグビーパスで集め、「太」はとにかく拾い上げ、パドックの外側にある「太」については2.5mのディアフェンスを越してパドック側へと放り投げ、まさにメディシンボールでの各種トレーニングみたいなことをジムに行かずともこの屋外のフリージムで行うことができ....これがまた量が量だけに結構キツイ。


あと、切り株はそのままにしておくと再びニョキニョキと成長し数年後にまた薪となる。


そしてまた別日には....。


スプリッターで何等分かに割り、半分は薪小屋へ運び、残りは5月頃までその場に放置して乾かす。


放射冷却でもの凄く冷え込んだ朝は暖炉でポカポカしてから行動開始。


ポカポカといえば....。


ヒツジを移動させる時に坂を駆けずり回りながら追い込むので、その時はカラダもポカポカに....。


ヒツジは群居性が強く、先に歩き始めた集団に続くので、散らばらないよう行かせたい方向へと追い込むにはコツもあり、これがうまくいかない時は自分の歩数がどんどん増えて疲れるだけ。


シープドッグがいればとてもラクになるのだが、これもまた広大なエリアの屋外フリージムで脚力や心肺機能のトレーニングになるぜ!と自分に言い聞かせてる。


ってな感じでNZでの生活が始まると、こうしてカラダがどんどん絞れて仕上がり....。


リバーガイドやフィッシングガイドとして良いパフォーマンスを発揮できるようになり、急流を下るトラウトにも追いつけるようになる。


食生活では苦手なパン食が多くなり、日本では好きなモノだけを食べてブクブクしちゃっているが、こちらでの滞在期間中は屋外フリージムでのトレーニングやラフティングで筋力はUPしているのに余計な脂肪が消え去るので、だいたい5kg〜多い年は8kgほど減って帰国する。


もちろんNZにも好きな食べ物はたくさんあり....。


道路脇やロッジの庭ではプラム、リンゴ、洋ナシ、レモンなどがあり、小さいプラムは1月半ばから食べ頃だが、今年は大きめのプラムが良く育ち2月半ばから美味しくいただいた。


そしてコチラ↓↓↓には多いに助けられており....。


シカ、ヒツジをバラしてミンチにし、半々の割合で混ぜて作るパテとソーセージが最高に美味く、今年はスパイスを加えたピリ辛のソーセージにもチャレンジした!


キャンプ時には最高のメシとなり....。


本当は白米と一緒に食いたいのだが....。


また、好きな野菜を....。


刻んで作る....。


マスタードシード+甘酢のコールスローがあれば、苦手なパンも朝からイケる。


そしてやはりコレ↓↓↓

Mussel(モエギイガイ、パーナ貝)は....。


スーパーにフレッシュな生きた状態で売っており、でかい寸胴鍋でボイルして何もつけずにシンプルに食うのが美味い!


3月に入ってから顔馴染みの連中が続々とロッジに来ており、リクエストしてくれているから7日〜帰国前日の13日までガイド中。


ってなことで、14日に出国して15日に帰国となるが、たぶん帰国後はニッポンの味に飢えまくっているから好きなモノを好きなだけ食べ、1週間であっという間に3kg近く肥えてしまい、せっかく仕上がったカラダも徐々に崩れて中年体型に戻るのだろう。