対峙 | 『たらの』の双極性障害の日常

『たらの』の双極性障害の日常

双極性障害(Ⅱ型)と生きる『たらの』の記録。

今晩は、
今日は2週間振りの診察日でした。

ここ数年、わたしは診察室に入る際、付き添いはなく、一人で入って先生と一対一で診察をして頂いてました。

しかし、今日は母も同室して診察をしました。

母が私と一緒に診察室に入るのは、わたしが初めてうつの症状で病院を訪れて以来、約8年振りの事でした。

事の始まりはここ2週間前のこと…
わたしが深夜によく発作的に不安に駆られ泣き叫びだすようになってしまい、
『しばらくは誰かと一緒に寝たらどうだ?』
という父の助言に従い、しばらく母と一緒に寝ることになったのです。

そこで、母と寝る前に少し話をしていた時の事です。

私『ごめんね、また不安にさせちゃって…やっぱり精神病の私って気持ち悪いよね…』

母『そんなのは全然いいわよ。』

私『そう…じゃあ、もし手伝いが欲しいとか、病気の事で気になることがあれば言ってね?』

母『(しばらく悩んだようで)じゃあ、お母さんも診察に行ってもいい?』

私『!…あ、うん。』

…という流れで今日に至った訳です。


診察を待つ間、待ち合い室で母の手を握ったら、いつもは温かい母の手がとても冷えていました。
余ほど緊張していたのでしょう。

母は何を伝えればいいのかとか、何を言われるのかとかを必死で考えていたそうです。(^-^;

診察室に入ると、
先生と机を挟んで対面する形で私たち親子は座りました。

いつも通り診察は進みます。
けれど、今日は母が家族から見た私の状態を話の中でぽつぽつと話してくれました。
おかげで、自分は元より家族の目から見ても、不安定な状態であることをうまく先生に伝える事が出来き、薬の調整をしてもらう事が出来ました。

うつ期の私は先生にさえ自分の状態をうまく伝えきれていなかったので、今日、同室してくれたことは本当にありがたかったです。

そして、恐らく母は
『いつも娘はどういう診察を受けているのか…』
『親として何か出来ることはないのだろうか?』
と、ずっと考えていて、今日行動に移したんだと思います。

母は、本当に心配性で、でも勇気のある人だと思います。

我が母は強し!です。