風 | ずっといる自分

ずっといる自分

生きにくくて 生きやすい世界に
産まれてきた事


一枚の紙が 空から
空気におされ流され
ひらひら舞いながら
この目でとらえながら
地面より先に
手のひらにとどいた

片手で握りつぶすわけにはいかないの

そう言ってた人
手を握りながら
両の手に種
芽がはえた

つるに絡んだその手
水に浮かべ溶かしたら
透きとおる紙に言葉流れた

上から真っさらな紙
ひらひらひらひら
風に流され空気におされ
手から種ぽろぽろ落ちて
地から芽はえた