隣の話が気になります。

気になりませんか?

先日、大戸屋に入ったとき、
後ろでおばちゃん2人組が、賑やかに賑やかに喋っていました。
「甘木さん、写真うつりイイよねぇ。」
「コツがあってさ、ちょっと斜め上にして撮るといいの。こうして(チャランと音が鳴る)」
「どれ?今とったの。あ、ほんとだ。わかーい。」
「布袋さんも撮ってあげる。」
「えーー、いいわーよーー、(チャランと音が鳴る)え、撮ったの、今。だめよ、甘きさん、ほら、あのとき、えっとさ、あの、沖縄行ったときも、勝手に撮ってたじゃないの。みせて、あらやだ、二重あごになってる。」
「あらやだ、ほんと。撮り直し、はいちょっと下向いて、上目遣いにしてぇ、そうそう。(チャランと音が鳴る)今度はうまくいってるって、ほらほら。ね、ね。」
「あらやだ、うまく撮れてるわ。ちょっとセレブッぽく写ってない。」
「写ってる写ってる、あはは。」

何歳になっても楽しいんでしょう。
上目遣いなどは娘に教わったのかもしれません。
大戸屋で食事が済んでも延々とだみ声で喋っているおばちゃんたちがセレブかは、
判断停止でお願いします。

さて、今日は学会で国立音大まで行ってきました(記録を取る係だったので)。
時間があったので、玉川上水のマックでお昼を食べました。
ちょうど下校時の高校生がたむろしていまして、
僕の横がテーブル3席くらい空いていたので、高校生たちが座ってきました。
男子がプレートにハンバーガー3個、ポテトM3個、飲み物二つを持ってきました。
ポケットにラインのキャラクターのマスコットを下げています。
後ろから女子がついてきます、彼女でしょうか。
男子が座りますが、女子はどこかに立ち去りました。

もう一人の男子が来て、座りがけに会話が始まります。
「お前、ポテト三個って気違いじゃね?」
「俺んじゃないって、一個は杉宮の。」
「杉宮?」
見ると、杉宮と呼ばれた女の子は、
そこから幾分離れたカウンターに他の男子たちに混じって座っています。
彼女が立ってやってきました。
「ポテトいただきにきましたー」
とプレートを差し出すと、ハンバーガーとポテトと飲み物を載せてやりました。
しばらく彼らは黙々と食べています。
お腹がとりあえず満たされてきたのか、会話が再会されます。
「フィレオフィッシュ、まじうまくない?」
「これうめえよな。」
「俺、こないだ母親がマックで買ってくるから欲しいのあったら言ってって言われてさぁ、そしたらすっげえうめえの。俺、感動したって。」
そこでまた会話が途切れます。

後から座った男子がぼそっと口を開きました。
「杉宮ってさ、前より可愛くね?」
「そう?」
女子にポテトを渡した男子が振り向くと、カウンター席に彼女の姿はもうなく。


青春ですね、これを青春と言わずしてなんとします。