おはようございます。
続きです。
私は祖母に心配をかけたくなくて、電話をかける前に何度も何度も練習したのを覚えています。
何を言おうか考えていたのに、いざ祖母の声を聞いたら駄目でした。
「ななこちゃん。」
その優しい声を聞いた瞬間、
「男の子だったよ」
そう言うのが精一杯でした。
その後、何を話したのかあまり覚えていません。
祖母が私の代わりにたくさん話してくれていたことだけ覚えています。
でも今この手紙を読むと、私が言葉にできなかった悲しみややるせなさは、祖母には全部伝わっていたのだと思います。
今回も祖母に励ましてもらいたいと思いました。
でも、もうほとんど寝たきりになった祖母。
会いたくても自由に会うこともできません。
手紙を読みながら、その現実が余計に悲しくなりました。
会いたい。
ただ会いたい。
会って話がしたい。
祖母なら今の私を見て何と言うのでしょう。
「おもちがいるんだから幸せじゃない」
そう言うのかな。
それとも、
「つらかったね」
と私の代わりに涙を流してくれるのかな。
分かりません。
ただ今は、祖母の声が聞きたくてたまりません。
あの時みたいに、
「ななこちゃん」
と呼んでもらえたら、それだけで少し救われる気がするのです。


