おはようございます。
今日は赤提灯デビューします。
ふふ
続きです。
友「そうなんだろうね、今ならひろの気持ちも分かってあげられるけど、その時は私も焦ってたの。」
私「うん。そうだよね。」
友「でもいじめってエスカレートするの。はぁ、上手くななこに話せるかな、気持ちが込み上げてきちゃう。」
私「無理に話さないでいいよ。言葉にすると傷つくでしょ。いじめの内容よりこれからどうしていくか話さない?」
友「うん、でもそれにはひろがされた事をななこにもちゃんと知っておいてもらいたい。」
私「分かった。」
友「体の傷の写真は全部残してるんだけど、具体的に何をされたかってひろはあまり話してくれないの。でも1番最近だとプールの授業中に皆がひろの上に乗って溺れさせられたみたい。それはさすがに先生も注意したみたいだけど、それからプールは怖いからもうやだって言うの。」
私「危険すぎる。。。」
友「そうでしょ、プールでは体の傷はできなかったけど、心の傷は一生消えないよ。毎年プール行く度にいじめを思い出すと思うと可哀想で。だってこの年齢のプールって夏の1番の楽しみじゃない?」
私「そうだよね。」
友「これは同じマンションのママさんから教えてもらったんだけど、ひろ体が小さいから、犬みたいだって誰かが言ったんだって。それから犬!って呼ばれたら、犬にならなきゃいけなくなったらしいの。はぁ…ごめん。泣いてばかりで…」
私「うん。大丈夫?無理しないで?」
友「大丈夫。犬になったらハイハイしてワンしか言っちゃいけないんだって。葉っぱ食べさせられたり、犬みたいに外でおしっこしろと言われたりしたんだって。ひろは笑って言われた事をしてたみたい。辛かっただろうな…って思うの。嫌がるとパンツ下ろされたりもしたみたい。それを見た女の子から、変態って呼ばれるようになって、ひろには味方が誰もいなくなった。」
私「先生気づいてたでしょ?」
友「もちろんね、でもひろがニコニコしてたから、先生もお前バカだなって言って、あまり止めなかったみたい。」
私「本人が笑ってようが、そんな事許されないに決まってるじゃない。なんなのその担任。」
友「でもなんでにこにこ笑ってたんだろう。」
私「それはひろくんの強さだよ。」
友「でも…何で?」
私「笑ってないといじめになっちゃうから。」
嫌な事されても嫌だと言って泣けない人間もいます。
私もそのタイプなので、ひろくんの気持ちはなんとなく分かりました。
辛かっただろうな。


