A子「子供は置いていかない。」
夫「仕事もしてないお前がどうやって育てるんだよ。」
A子「実家に帰ります。」
夫「それはだめだ、俺が何でお前の親嫌いか教えようか？」
A子「別に聞きたくない。」
夫「じゃあ、2人は聞いてください。A子の親すごいんです、大雑把で汚い。1番嫌いなのは爪を噛む事。お義父さんが爪を噛むから、長男も真似するようになったんです。存在全部が子供にとって悪影響なんです。お酒ばっかり飲んで、家が汚れるし、声も大きいし、同じ部屋にいるのも嫌ですよ。」
A子は俯いていました。
親のことを悪く言われる辛さは私も経験があるので分かります。
私「それでもA子にとっては大切なご両親で、お子様にとってはおじいちゃんおばあちゃんです。そんな風に悪く言われると、A子も傷つくと思います。それにそんな事、今私達の前で言う必要ありましたか？」
夫「分かってほしいんです、僕の我慢を。無理ですよ。嫌いなんですもん。」
A子「ひどいでしょ？こんな人に子供達渡せない気持ち分かるでしょ。」
私「ご主人も離婚で良いんですか？」
夫「僕はずっと離婚したいと思っていました。だからA子が浮気してくれて、離婚のきっかけができて良かったと思っているくらいです。」
A子「私だって浮気したいけど、子供は絶対私が育てる！」
夫「仕事もなくて、子供置いて男と遊んでた女に親権は無理だろ。」
私「A子は他に誰かを好きになったわけではなく、ただのストレス発散のつもりだったんだよね。もちろん浮気は良くないですけど、不倫とは違うと思います。お子さんもいるし、もう一度話し合うことはできませんか？」
夫「他人は黙っててください。」
そうっすよね…
夫友人「でも男親の親権は難しいからね…他に何かこっちが有利になる問題はないの？」
夫「いっぱいあるよ。」
A子「あなただってモラハラでしょ！」
夫「頭悪っ、」
ご主人が笑った瞬間、テーブルのスマホをご主人に投げつけました。
私「A子！」
夫「イッタ。暴力ですか？皆さんも見ましたよね。」
私「A子落ち着こう。ここはお店だから、他のお客さんもいるしね。」
A子「もう本当無理…こんな生活耐えられない。」
テーブルに顔を伏せて泣き出してしまいました。
夫「いつもこうやって最後は泣くの、自分が可哀想か？おばさんの汚い涙を見たってうざいだけだよ。」
なんだ、この人。
浮気したからこんなんなのか？
そうじゃなかったら最低だ。
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