私「ありがとうございます。情けなくて。」
義母「ちゃんとやってるじゃない。」
私「見える所とおもちの事だけギリギリやってるだけなんです。」
義母「それでいいの。大丈夫よ大丈夫。」
義母に慰められていると本当に大丈夫な気がしてきました。
もっと頑張りたい気持ちがあればきっとやれる！そんな風にこの時は思いました。
私「はい。」
義母「あ、そう。励ました後ですぐこんな話もどうかと思うけど、おばあちゃんからふたりめの事を聞くように頼まれたの。忘れないうちにいい？でも、私には本音で話してね。私がおばあちゃんを怒らせないように上手く伝えておくから。」
私「はい。お義母さんには全部話します。」
義母「妊活はしてるの？」
話しますと言ったものの、息子の性の話を聞かせて良いものなのか。
私「してないです。おもちの時みたいに病院に通ったりもしていないですし、あ、お祖母様に言われて検査だけは行きましたけど、でもそれもちょこっと子宮の中を診てもらって不妊治療の助成金の話をされたくらいです。」
義母「それはおばあちゃんから聞いた。そうなんだ。じゃあ治療はしてないのね？でもそれでもできる可能性はあるでしょ？それともない？」
私「それは分からないですよね。」
義母「そうよね！良かった。自然に授かる事もあるからね。治療してる時よりストレスないし。」
私「無駄に期待させちゃうのも良くないと思うので正直に言うと、その可能性はほとんどないと思います。」
義母「もしかしてふたり上手くいってないの？！」
私「そういうわけじゃないんです。一応今は作らないようにしていて、でもそれでも分からないじゃないですか。妊娠したって話も聞くし、年齢的にそれはもう奇跡に近い事だと思いますが。」
避妊する事になっているけど、たまにしてくれない。
してくれないと言うとりょうくんだけのせいに聞こえてしまうが、私も細かく言っていない。
（空気を壊したくない）
だから奇跡的にできたらその時は大切にしようと思っているけど、ほしいかと聞かれるとおもちだけで満足している自分がいて…
でもそれも最近自分についてる嘘だという事に気づいてしまったんです。
….と、義母を傷つけずに話せるだろうか。
義母「私はななこさんはふたりめ必要だと思ってるのね、前にも言ったけど。」
私「覚えてます。お義母さんに言われた通りおもちへの気持ちは重いと思います。怪我するのが怖くていつも近くにいたり、りょうくんはおおらかな性格なので何でもおもちにやらせて本当に危ない時だけ手を差し伸べれば良いって人なんですが、私にはできません。」
義母「でしょ？もしふたりめできたらそんなの気にしてられなくなるから。ななこさんにはそれくらいが良いのよ。」
そろそろ私の本当の気持ちを話さないといけないと思いました。
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