男「僕も帰ります。」
A「帰りますか?もし良かったお茶でも?」
男「帰ってやらなきゃいけない事があって、すみません。」
A「ああ、そうなんですか。」
私「私もやらなきゃいけない事溜まってるわ。Aはどうする?」
A「せっかく東京来たし、ブラブラして帰ります。」
男「今日はありがとうございました。じゃあ、行きましょうか。」
A「またご飯行きましょうねーななこちゃんも!」
私「うん。またね!」
私達はAと別れて駅に歩き出しました。
私「今日はありがとう、忙しいのに。」
男「忙しくないよ。カフェ行きます?」
私「時間大丈夫なの?今日のお礼にご馳走させてもらいたいけど、でも、東京駅はまずくない?」
隣の駅まで歩き軽くお茶しました。
私「連絡先教えてほしいってきたけど、どうする?」
男「断るとななこさんが気まずいよね?」
私「気にしなくていいよ、何とでも言えるから。」
男「交換しても会わないと思うんで、ごめんなさい。」
私「でも楽しそうに話してたよね?見た目がタイプじゃなかった?」
男「どちらかと言うと逆かな?きれいな人だと思うけど、中身が薄い?性格は悪くないんだろうけど、店員さんの話聞いてなかったり、そういう所が付き合ったら疲れそうだなって。」
私「そっか。」
男「ななこさんも気を使ってたでしょ。そういうの気づかないタイプの子だよね。」
私「〇〇は良く気がつくし、今日みたいに気を使って人を楽しませたりできる人だから余計に気になるのかもね。」
男「それは、せっかく来てくれたんだから楽しんでもらいたいじゃん。」
私「そうだよね!分かる。」
男「昔は可愛い子が良いって思ってたけど、30過ぎてからは中身がある子じゃないとうまくいかないって事に気づいたんだよね。俺なんかが生意気だけど、その代わり見た目は清潔感だけあればいいかな。」
私「そうか…私最近見た目コンプレックスがひどくて、整形したいとか考えてるよ。ビビリだからできないと思うけど。」
男「必要ないでしょ?だって今の姿で好きになって付き合って結婚してくれた人がいるわけでしょ。老けたくないから治療するのは分かるけど、顔変える必要はないんじゃない?」
ほお。
その日のうちにAに「Aの事はきれいな人って言ってたけど、今恋愛する余裕がないみたいでごめんって。」と送りました。
「じゃあ、何で来たの?」とAから返ってきましたが、それに関してはごもっともだと思いました。
私の断り方が良くなかった。
(他に思い浮かばず…)
ここに書かせてもらったことでAの遅刻の件はすっきりしましたが、もう紹介するのは懲り懲りです。
ヒヤヒヤハラハラしました。