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おはようございます。
続きです。
私達は真っ直ぐ帰宅しました。
玄関に入ると自分の居場所ではない様なそんな気持ちになりました。
たった3日なのに他人の家みたいでした。
私「先にお風呂に入るね。」
病気になってしまった事を受け入れられない自分がいました。
弱い人間とレッテルを貼られてしまったみたいで自分を情けなく思いました。
家族をバラバラにしてしまった事
りょうくんに心配をかけている事
生徒さんと会社の人たちに迷惑をかけてしまった事。
全部全部自分の弱さのせいだと思いました。
彼「うん。お風呂入れてあるからゆっくり入っておいで。」
私「入れておいてくれたんだ。ありがとう。」
彼「何か食べられそうなら用意しておくけど、何が良いのかな。お粥？フルーツ？」
私「りょうくんが食べるものちょっと頂戴？」
彼「分かった！入ってる間に作っておく。」
私はシャワーを出して泣きました。
りょうくんの優しさが辛くて泣きました。
ひとりになりたいと思いました。
りょうくんをこれ以上傷つけたくはなかったけど、このまま平気なふりをして暮らすのは限界だと思いました。
彼「さっぱりした？」
私「うん。病院はシャワーだったからね。いい香り。何作ったの？」
彼「鍋焼きうどん。」
私「結局私の事気にしてくれてるじゃん。」
彼「違うよ。久しぶりにこういうの食べたかったんだ。ちょっと待ってね。お皿用意する。」
私「ありがとう。」
りょうくんが作ってくれた鍋焼きうどんは優しい味でした。
彼「食べたら少し休む？」
私「そうだね。でもその前に洗濯しようかな。」
彼「〇〇さん呼ぶよ。ななこのバッグに入ってるなら俺だしておくけど」
↑（クリーニング屋さんの名前）
私「下着も入ってるから自分でやる。私今心の中はちょっとおかしな事になっちゃってるけど、体は元気だから今まで通りできる事は自分でやりたい。」
彼「そうだよね、ごめん。」
私「あと、話さなきゃいけない事もたくさんあるの。」
彼「そうだけど、今日は少しゆっくりしたら？」
私「うん。分かった。」
彼「話したいの？それなら聞くよ。」
私「りょうくん…もっと普通で大丈夫だよ。そんなに優しいと私病人みたいじゃん。」
彼「…そうだね、ごめん。」
私「やっぱり少し疲れたから休んで良い？」
彼「もちろん。」
りょうくんとうまく会話ができなくなっていました。
腫れ物に触るように接してくるのが嫌でした。
でもそれは全部りょうくんの優しさからきている事それも分かっていたので、私が優しさに甘えるべきだったのだと思います。
もっと甘えて良いです。とコメントやメッセージでもたくさん頂きますが、これを受け入れる事が甘えるという事なのか、私には分かりませんでした。
だって私の人生の中で人に甘える経験はなかったから。
休んだらりょうくんに自分の今の気持ち（ひとりになりたい）を伝えようと思いながら私は目を閉じました。
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