膵がんは昭和のままなの? | 膵臓ガン4b 母を看取るまで

膵臓ガン4b 母を看取るまで

知り合いが膵臓ガンで亡くなった縁で膵臓ガンブログを拝見していましたが、自分の母親が膵臓ガンになってしまいました。2年間、肝転移ありで戦い抜いた母の最期までを記録します。

新しい時代が来ますね。

最近膵がんblogから離れていましたが、また戻ってきました。
応援していた方が亡くなってしまったりで辛いです。
そういうことがやはりこの病は多くて。。

膵がんの治療法は以前からは劇的に進歩しているのか、実感がわきません。
昭和時代の医学の本等を見ると確かに5fuだけだったりした抗がん剤が、ゲムシタビンの
登場で変化したとは思います。
そしてフォルフィリやナブパクリタキセル。。選択肢が増えたけど、少なすぎる気がします。

医学ってすごいし、この抗がん剤も膵がんのかたが臨床試験をしてくださりその歴史で今安全に使われています。
それでも、奏効率が高い抗がん剤が無さすぎます。
膵がんだけ置いてきぼりにされている感じがします。

なぜ、膵がんだけはあんなに早く転移するのか、手術をしても再発しやすいのか具体的に自分はわかりません。
また、比較的予後の良いがんの検診のみで、膵がんは恐ろしいはずなのに検診のなかに
組み込まれていません。

母も胆石の手術を決意しなかったら絶対にわかりませんでした。
マーカーも胆石ぐらいの数値だったし、肝メタがあるにも関わらずCEAは1年以上正常値でした。
何よりMRIでも、CTでもわからずPETようやくがんと判断されました。
自覚症状もなく、それでも既に余命半年でした。

どうか新しい時代には膵がんの治療法が見つかって、生存率がアップするよう心から願います。