ふと思い出したのですが、母が最後にCT撮ったのは亡くなる9か月前でした。
2017年の6月で、その時アブジェムでした。3月には既に肝転移が3つに増えていました。
一番大きくて、3センチだったのかな。でももう少し様子をみたいと主治医が言いました。
「もう次の薬はTS-1しかない。でも多分効かないだろう。アブジェムも耐性が出来たけど爆発的に広がるのを防ぐ目的で続行しましょう、副作用が他の人より少ないからね」
ということで、4-6月頭までアブジェムやりました。マーカーは360。
そして6月にCT。
膵臓は殆ど見えないけど、肝転移は最大6センチ。3ヶ月で2倍に。マーカーは700.
そしてTS-1に変えましたが、1クールやったあとのマーカーが1400。
正に倍々ゲームです。
主治医は、もうCTを撮ろうとは言いませんでした。
母がTS-1も辛くないからというので、効いてないながらも処方してくださいました。
きっと母に主治医も付き合ってくれていたような気がします。
効果は全くなく、11月にはもう万を超えていました。それでも痛みも腹水もなかったので、1月までは普通に過ごせました。
あの時、もう治療法がないからこそCTを撮らなかったと主治医が言っていました。
もし腹水があったりしたら撮ったけど、普通に過ごさせたいと思っていたとのことです。
私はその頃、ホッとしたような撮らない不安とか複雑でした。
母は気がついてなかったけど。
2018年2月のエコーで、先生がもう肝臓がガンで一杯と言ったとき、やはり見せなくて良かったと少し思う日々です。
きっと母も衝撃受けたと思うから。