先に求人票の見方を書いておこう。
経験の有り無しでいくらか違うけど。
まず、何をしたいのか。
当然技術を身につけたいと思ってるだろう。
でも溶接工が人に教えるだろうか。製缶工が教えるだろうか。
俺は苦労したので若い人に教えるけど普通は教えない。誰でもできるようになると会社内での地位が下がり困るでしょ。
本当は逆なんだけどね。
その人の人生もあるじゃないか。俺と同じような思いはさせないね。教えたことで生意気になったら怒ればいいだけだ。
そういうことになるなら中途半端な会社に行かない方が良い。
橋梁 造船 鉄骨は検査があり、誰でもできるわけではない。センスが無いならやめないといけないがチャレンジするならこれだ。
ティグをやるなら配管とかステンレス チタンとか。ステンレスのタンクをやってるとかの会社で覚えるといいだろう。
もちろん、とちらも見て覚えるのだけど上手い人がいるはずだから先生になる。
これしかない。本や動画はあてにならない。ブログもね。
ブログを見ながら 「ああ、この人の会社は外観重視だね。」とかわかる。弱くして時間をかければいくらでも外観はよくなる。
もちろん外観は大事だ。普通に溶接すればまず壊れないので外観だ。でもセンスが良い人だと外観は初心者でも綺麗にできる。それよりも上を目指すなら検査物だ。
先生がやってるのを横から見て音と動かし方を見るしかない。
注意する点は造船 橋梁 鉄骨は社保完ではない。これはあとで書くと思うけどそういうもの。
では製缶工場はどうだろう。タンク 配管でティグを覚えるのも良い。
ただし鉄のタンクや圧力容器は半自動でやるところもあるのでそこは避ける。ポジッショナーで回しながら半自動のトーチボタンを押すだけの業務になってしまうからだ。
架台。モーターベースとか。チャンネル アングル H鋼 などを組み溶接する会社はどうだろうか。
危険である可能性が高い。
手溶接なら軟鋼でさっとつけるし、半自動はフラックスで一発(1パス)だろう。しかも教えられるような上手い人はいない。
一応そこの社員はJIS免許は取りに行くが見たこともやったこともないのをやるわけだ。
教えてと頭を下げることもしないだろう。俺に言えば年上でも教えないことはない。
俺は慣れているので下向きは練習はしない。最後に働いた田舎の会社Sで下向きの更新だからとみんな練習してたが、まず半自動の溶接している音がおかしい。外観も酷く(太い)歪も最初の逆ひずみを取りすぎて戻っていない。
こんなのだから若いなら造船とかいいね。
30歳過ぎてても一度働いたことがあり、好きな溶接方法がティグならタンクとかチャレンジしてもいいだろう。
あと間違ってもアットホームな会社 和気あいあいとした会社 という紹介されている会社は避けた方がいい。
そんな会社はないからだ。それよりも稼げるかで判断しないと。嫌な奴は必ずいるし、いても稼げるなら我慢できるからね。