しあわせおっぱいの鈴木みおです。
長男(16歳)のNコン本選が無事に終わりました。
次男坊(12歳)の習い事の関係で、開演ギリギリに会場入りしたので2階席でしたが、しっかり&ゆったりと聴くことができました。
長男の学校は休憩をはさんで後半。
前半に私の母校が出場しました。
各学校とも「この学校」という個性がありますが、母校も母校らしい懐かしい響き。
あ~、これは合唱コンクールを思い出すわ~。
懐かしい制服を着て、懐かしいハーモニーが響いてきて。
今年の課題曲は未来の自分からのメッセージソングだったので、制服姿に今の友人の姿や自分の姿が重なって、もう涙涙でした。
休憩時間に長男の部活のお母さまにご挨拶に行ったら、「H高校、良かったね~♪」と一言。
うん、良かった、良かったんです。
でも出会った最初の一言目に、笑顔でそんな風に言ってもらえるなんて思っていなかったから、それだけで涙が出てきます。
長男は素晴らしい高校にご縁をいただいて、素晴らしい友人に囲まれて、そしてそのお母さまもこんなに美しい心を持っていて、もうそれだけで十分。
そう思えるくらい心が満たされました。
そして休憩後には、いよいよ長男の出番。
良かったです~♪
感激です♪
感動です♪
今年はいける!!
と思ったけれど、入賞できませんでした。(涙)
ひとりぼっちで2階席で結果を聞き、がっかりした気持ちを抑えつつ、またみなさんと合流したら・・・
「おめでとう!」と声をかけられました。
去年は予選落ちだった私の母校が、今年は本選で銀賞を取りました。
そのことへの「おめでとう!」の言葉だったのです。
きっとみんなだって自分たちの子どもが通う学校が入賞できなくてがっかりしているのに、わたしに「おめでとう」って声をかけることができるなんて、本当に本当にびっくりです。
そして、そういう言葉が出てくることに感動して、ぼろぼろ涙がこぼれました。
目の前にいる人への感謝と感動の涙だったはずなのに、なぜか「くやしい~」と言いながら泣いていました。
その涙にまわりもびっくり。
「そんな気持ちになるんだ~。」
「そんな風に言ってもらえて嬉しい。」
「なんだかもらい泣きしちゃう。」
母校が入賞したことは嬉しいけど、長男の学校が入賞できないのは悲しい。
もう複雑すぎて、どんな涙が出てるのか分からないけれど、とにかく涙がこぼれてきました。
みんなが思う存分泣かせてくれる環境を作ってくれたので、わたしは「くやしい~」と何回も何回も言いながら泣きました。
何回目かにその言葉を言った時、わたしは人生で初めて「くやしい」って言葉を使ったということに気づきました。
今まで「くやしい」って思ったことなかったんです。
受験に失敗したときも。
何かができなかった時も。
何かに負けた時も。
自分が評価されなかった時も。
別にくやしいと思わなかったんです。
しょうがないじゃん。
精一杯やった結果だから受け入れよう。
そんな感じだったんです。
それがその日は、「くやしい、くやしい」と、口を突いて出る言葉はそればかりでした。
まるで自分が初めて経験した感情を味わうように、何回も繰り返し言っていました。
これも長男がいてくれたからこそ経験できた感情なんだな~。
子育てって本当にすごいな。
「このまま帰りたくない~」ので、部活のママ友と打ち上げをしました。
久しぶりに飲んだシャンパンの味は、涙の味ではなく、おいしかった~♪
これも長男が素敵な学校に進学して、素敵なご縁をつないでくれたからこその味。
新しいママ友のみなさんとの出会いに感謝!
そして、素敵な言葉をかけてくださるママ友のみなさんに感謝!
素敵はハーモニーを聴かせてくれる高校生諸君にも感謝!
来年は祝杯をあげましょう♪