しあわせおっぱい快適ねんね講座開催報告@5月 | しあわせおっぱい→ねむのまちゃんねる

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早起きコーディネイターの鈴木みおです。


今月のしあわせおっぱい快適ねんね講座は,3ヶ月と7か月と10ヶ月の赤ちゃんとお母さま。

そして,おふたりの看護学生さんがモーハウスで実習中でしたので,講座にも参加してくださいました。
久しぶりに大人数!
人数が多いと話が遠くなってしまうので,なるべく近くに寄っていただけるように,ギューッとした感じで座っていただきました。

今回の参加者の方が「聞きたい!」と思っていたのは,おっぱいのことがおふたり,夜泣きについてがおひとりでした。
ですので,おっぱいメインのお話から始めさせていただきました。
おっぱいについて,興味深かったのは「専門家でもアドバイスが違う」という点です。
医療関係の資格を持っている専門家でも,「答えが一つではない」というところが迷う&困るところだという体験を話してくださいました。
そうなんです!!
医療関係の資格を持っていても,違うアドバイスや,正反対のことを言ったりします。
同じ相談を同じ時期に,違う助産師さんに相談したら,正反対の答えが返ってきた。
同じ相談を同じ時期に,違う看護師さんに相談したら,違う答えが返ってきた。
ドクターと看護師さん,ドクターと助産師さんとか立場が違う人でも困惑するのに,同じ資格を持った人だとさらに迷いますよね。
おっぱいの世界には,それぞれの流派と言うか信じている方向性があり,それぞれの方がすすみたい道があります。
専門家同士の世界の中で,誰とつながっているか,どんなつながりを持っているかで,考え方が違ったりします。
さらにはネットで色々な立場の人が色々な見解を出しているので,何が正しいのか,何を信じればいいのかと言う気持ちになってしまいます。
そんな時に大切なことは「正解は自分が決める」ということと,信じるものは「自分の気持ち」だということ。
その人と信頼関係を築いているか。
その信頼関係を続けていけるのか。
そしてその人の言うことを鵜呑みにするのではなくて,自分でやってみて,自分が楽だと思えるか,楽しいと感じられるか,それがうまくいう方法だと思えるかどうか。
そこを感じながら,見極めながら,自分で方向性を決めていくとよいと思います。

そんなお話をしていたら,参加者の方から素敵な一言が飛び出しました。
それは「適度に」です。
正反対のアドバイス,正反対の意見。
どっちが・・・ではなくて,どっちも。
というより,どちらかに大きく傾くのではなく,適度に。
育児に関するアドバイスは,すごく偏っている場合があります。
特におっぱいや睡眠などは,極端な意見に走ってしまう場合があります。
○か×か。
白か黒か。
ではなくて,適度に。
ここが大切ですね。
ですからもし専門家や医療従事者であっても,極端な意見にはちょっと疑問を持っていただきたいのです。
「これをしたら絶対にだめですよ」
「これをしないとダメですよ」
「私の意見を聞かなければ,ダメになりますよ」
ダメ出しをしてきたり,これ!!という絶対的な意見を押し付けてくる場合には,ちょっと危ないかもしれないなと思いながら,適度に自分の中でこなしていくことが必要になります。
その意見が肌に合うのならば信じて行動しても良いと思いますが,肌に合わない時や苦しい時,つらいと感じる時には,そこから離れてみるとか,適度にアドバイスをとり入れてみるとか,少し緩やかに考えると良いと思います。

実はおっぱいと睡眠の世界は,専門家でも意見が分かれていたり,考え方が違ったりすることが多い世界です。
看護学生さんにも確認しましたが,医療の専門家でも睡眠については学ぶ機会がないそうです。
だからこそ色々な意見が生まれてきます。
さまざまな考え方に出会った時には,自分の感じる力と赤ちゃんの生きる力を信じて,適度にアドバイスをとり入れながら,楽しく育児をしてくださいね。
そして,専門家のみなさまは,自分の言葉が子育て中のお母さんに与える影響がとても大きいということを感じながら,お母さま方の話に耳を傾けて,アドバイスをしてあげてくださいね。

お話をしていたら,だんだんと出産体験記や入院中の話になりました。

きっとそんなお話が看護学生さんの「学び」になっていくと思います。

体験やお気持ちを語ってくださったみなさま,ありがとうございました。


さて,次回のしあわせおっぱい快適ねんね講座は6月18日(土)です。
タイトルは「おとうさんといっしょ」です。
父の日が近い週末開催なので,どうぞパパも一緒にご参加ください。
みなさまとお会いできることを楽しみにしています。