誕生学アドバイザー認定試験の日,王子達はばぁばとお留守番をしていてくれました。
「ただいま~」
「おかえり~」
と帰ってきて,一息つくと,次男坊(6歳)が一言。
「ねぇ,今日,ぎゅーにゅー飲んだんだよ」
「へぇ~,そうなんだ」
あと4ヶ月で小学生になる,おっぱい星人の次男坊。
「牛乳が飲めるようになっておかないと,小学校で苦労する」と思ったばぁばが,牛乳を飲む練習をさせたみたいです。
お留守番をした時ってちょっと大人になったような表情をしますよね。
その上に「牛乳が飲めるようになった」と得意げな顔をする次男坊。
「良かったね」と言いつつ,母は少し寂しい気持ちにもなって,ちょっと複雑です。
なので,ちょっと聞いてみました。
「ねぇ,牛乳とおっぱいって違うの?」
「うん,違うよ」
「どっちがおいしい」
「おっぱいだよ だってぎゅーにゅーは味がしないもん」
「味しないかな?」
「うん,しないよ。あとおっぱいはね~『ホットミルク』なんだよ~」
むふふ~って感じで抱っこしてくる次男坊。
そうなのね~。
おっぱいは味もおいしいけれど,なにより「温かい」のがおいしさの秘訣なんですね。
食べ物にはそれぞれ,おいしい温度ってありますよね。
ご飯もお味噌汁もサラダも,それぞれの食べ物ごとに違う「一番おいしい温度」がありますね。
ホットミルクは熱々が好きな人,ぬる燗くらいが好きな人,色々いますが「ここがちょうどいい」っていう温度のホットミルクを作るのって,意外とむづかしいですよね。
でもおっぱいは,いつでもどこでも「ちょうどいい温かさ」がでてくるから魔法みたい。
人肌に温められたというか,ぬくもりっていう感じの温度と,ほんのり甘くてしあわせ~になるのが母乳ですよね。
おっぱいのおいしさを引き立ててくれるもの。
それは熱すぎず,ぬるすぎず,赤ちゃんが火傷をする心配もなく,いつでもどこでも「ほっと」するような温かさがあるからなんですね。
しかもその温かさに包まれて「ほっと」できるのも,素敵なところ。
次男坊はちゃんとそのことをわかっているみたいです