EOS6D(SEO-SP4)ファーストライト+ミラーボックスケラレ考察 | たらちゃんの天体観測

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大阪府寝屋川市在住の子供の頃からの夢だった、天体観測・天体写真の履歴です。

先週末、EOS6D(SEO-SP4)のテスト撮影に、神野山へ遠征してきました。

夜半を過ぎて1:30頃にはお月様が昇って来る日でしたので、対象は1本に絞り、撮影チェックを行いました。


対象は、折角のフルサイズの広い画角を生かすことの出来る、ハート&ソウル星雲です。

いままでの APS-C サイズのCMOSセンサーでは、ハート星雲が単独で丁度入る感じ…。

フルサイズとなると、私の環境(FSQ-85ED+RD=328mm+EOS6D)でどちらも一緒に入ります。


というわけで、早速処理結果を^-^;;



撮影対象 ペルセウス座 ハート星雲(IC1805)&ソウル星雲(IC1848) 赤道儀 Vixen SXP
撮影日時

2014/10/18 21:02~2014/10/19 01:00(JST)

撮影鏡筒 FSQ-85ED カメラ EOS6D(SEO-SP4)
撮影条件

気温8℃

撮影時間 総露出230分 撮影感度 ISO1600
レデューサ QE0.75× フィルター LPS-D1 コンポジット

300sec×46

撮影場所 奈良県山辺郡山添村 ガイド miniBORG 60ED+Lodestar+PHD Guiding
使用ソフト RAP2.0.3.1505(ダーク処理[Composite4frame]・フラット処理[Composite128frame])
PhotoshopCS6(RAW現像・カラーバランス・レベル補正・シャープ)
MaxIM DL5.21(コンポジット)
ステライメージ6.5(デジタル現像)・トリミングなし


気合いの46枚(総露出3時間50分)です^-^;;

といっても、放置撮影でうろうろしてただけなので、頑張ってたのは赤道儀とカメラですが…^-^;;

フルサイズの画角は広いですね~。いいですね~。


今回は、極軸合わせるの、ミスりました…。

周辺で回転しています…orz またフルサイズなので、更に回転がよく見えます^-^;;

また、レデューサ付けての撮影なので、周辺の星像はやはり歪んでいますが、拡大しなければ分からないので、まぁよしとしましょう。


まず、フラットは現地で何時も通り、パシャパシャ128枚(+フラットダーク16枚)撮影しました。

それを何時も使用しているソフトRAP2でコンポジットして、見えるようにレベル補正して、ホワイトバランスを合わせたのがこちらです。





周辺減光はもちろんですが、いままでAPS-Cサイズでは見えてこなかった、この画像下部の横方向の減光が見えます。これが噂の、ミラーボックスケラレというやつでしょう…。


まぁ、フラットに出てくるのであれば、周辺減光や、CMOS上のホコリの減光と同様に消えるのではないかと、処理を続けました。


試しに、1枚フラットを処理せずに、RAPでホワイトバランスを併せて、レベル補正で強調すると、



こんな感じです。

これを、上記フラットフレームで補正すると、




こんな感じです。

うん。良い感じ。周辺減光も、下部のミラーケラレもとれてるように見えます。


これで何時も通りに処理をしてみると、




むむ?ミラーボックスケラレがあった場所が、過剰修正の様で、逆に明るくなってしまっています。

ネットでも、ミラーボックスケラレはとれないと書かれていたりするので、やはり無理なのか…。


先ほどの補正後の画像を、もっともっと強烈にレベル補正してみると、




ありました…、同じ位置に…、横方向の過剰修正の痕が…。


で、いろいろ考えてみました。

ミラーケラレ部が過剰修正となるということは、


 ・ライトフレームではケラレ具合がフラットフレームと比べて少ない

 ・フラットフレームではライトフレームと比べてよりケラれている


ということになります。

ミラーボックスはメカニカルな可動式ですので、フラット撮影時だけ、よりケラれたということになります。


今回フラット撮影では、特に気にすることなく、普通に1枚1/30secの露光で撮影しました。

もちろん、シャッターを EOS Utility で切るのですが、シャッターを切ると同時に、ミラーがアップして瞬間的にシャッターが切られて、ミラーが戻ります(というか、そんな感じの音がします)


もしかすると、シャッタースピードがライトフレームと比べて早いので(ライトフレームは5分、フラットフレームは1/30秒)、フラットフレームを撮った際に、


 ・完全にミラーが上がってない状態で、シャッターがおりている

 ・完全にミラーが上がった状態でおりてるけど、ミラー跳ね返り(?)で微妙にケラレ量が変わる


そんな理由しか考えられません。


というわけで、カメラの設定で「ミラーアップ撮影を行う」に設定し、ミラーをアップして十分に時間をあけて、シャッターを切る方法で、もう一度フラットフレームを撮影しなおしました。


再作成したフラットフレームで、同じように、フラット処理を行い、強烈に(上のレベル補正量と同じ)強調してみると、





若干ミラーケラレっぽいものがあるようには見えますが、ミラーアップせずに処理したものと比べると、はるかにましに見えます。


このミラーアップフラット画像でフラット補正し、同じように画像処理した結果がこちら。




ほとんど、ミラーのケラレ部は気にならなくなりました。

また今回は強烈に強調処理を行ってはいないので、そこまで気になるほど出てきていないのだと思います。でも、ミラーアップせずに撮影したフラットでは、過剰修正となり、ちょっとした強調で出てきてしまいましたので、ミラーアップしてフラット撮影は必須だと思われます。


もし、デジカメで撮るフラットフレームはミラーアップして撮影するのがデフォであれば、すいません…。私が知らなかっただけです(汗)


なんとかしらびそ遠征までに、EOS6Dのテスト撮影&テスト処理が1回は行えて、良かったです。

明日からは、待ちに待ったしらびそへ星撮り遠征してきます。


お天気も1週間前はやばい予報でしたが、近づくにつれて好転し、予報的には晴れてくれそうです。

今回しらびそ遠征ご一緒して頂ける方々、よろしくお願いします(^-^)/